近頃、国内の格安航空会社(LCC)各社が近隣のアジア各都市に路線網を拡大し、気軽に行ける海外旅行先として台湾や韓国が人気を集めている。しかし、海外へ低運賃で移動できるようになったとはいえ、社会人としては連休をとるのがなかなか難しいところ。そうした中、「0泊弾丸で海外旅行!」という驚きの謳い文句で販売しているキャンペーンがある。ピーチ(Peach)の「弾丸スペシャル運賃」だ。



このキャンペーンの対象となっている目的地は、台湾・ソウルの2都市。台湾へは、午前5時55分に東京/羽田を出発し、午前8時25分に台湾/桃園に到着するMM859便、復路は午後8時40分に台湾/桃園を出発し、翌午前0時55分に東京/羽田に到着するMM858便を利用。ソウルへは、午前1時55分に東京/羽田を出発し、午前4時20分にソウル/仁川に到着するMM809便、復路は午後10時40分にソウル/仁川を出発し、翌午前0時55分に東京/羽田に到着するMM808便を利用する。これらの便を利用すれば、台湾での滞在時間は約12時間、ソウルでは約18時間も確保することができ、出発前日は普段通り仕事をして、0泊弾丸で海外旅行を楽しみ、帰国後は朝から出勤、という旅程が組める。





気になる運賃は、東京/羽田~台湾/桃園線は往復7,000円から、東京/羽田~ソウル/仁川線は往復9,500円からで、諸税や各種手数料などを含めても台湾は12,460円から、ソウルは15,930円からで往復できる。このほか、大阪/関西~ソウル/仁川線の設定もある。週末にはこのキャンペーン運賃は適用されず、台湾へは月・火・水・木・金曜の出発のみ、ソウルへは火・水・木曜の出発のみが対象というのがネックではあるものの、平日に休みがとれる人にとってはうってつけのキャンペーンである。なお、販売はモバイルサイトまたはコンタクトセンターとなっているが、コンタクトセンターで購入する場合は2,160円の予約手数料がかかってしまうので、モバイルサイトでの予約が必須だ。パソコン版ウェブページで検索してもこの運賃は出てこないので注意してほしい。



4月中旬、このキャンペーンを利用して実際に0泊弾丸で台北に行ってみた。



往路のMM859便は午前5時55分出発で、チェックイン締め切り時間は50分前の午前5時5分。京急線や東京モノレールでは始発に乗っても間に合わないため、深夜に運行しているバスやタクシーなどを利用して羽田空港入りすることになる。今回はタイムズカーシェアを利用して車で羽田空港入りし、国際線ターミナルの駐車場に停めて、帰国後に同じ車で帰宅するという方法を選んだ。





出発当日は自宅から未明の第一京浜を走り、チェックイン締め切り直前の午前4時50分頃に羽田空港に到着。チェックインカウンターは正面右奥のAカウンターだった。すでにほかの乗客は手続きを終えているようで、待ち時間なくすぐにチェックインできた。ピーチ国際線の機内持ち込み荷物は身の回りの物と手荷物の2個、合計10キロまでだが、0泊弾丸では荷物はほとんど不要なので特に問題ない。



MM859便の前後1時間に出発するのは、タイガーエア・台湾の台北/桃園行き、アシアナ航空のソウル/仁川行き、香港エクスプレス航空の香港行きの3便のみなので、手荷物検査、出国審査も特に混雑することなくすぐに通過できた。

情報提供元: Traicy
記事名:「 台北往復7,000円! ピーチの弾丸キャンペーンで0泊海外旅行へ【レポート】