日本航空(JAL)は2月25日より、名古屋/中部〜ホノルル線に「JAL SKY SUITE(JALスカイスイート)」を搭載したボーイング777-200ER型機の投入を開始した。
2016年6月から東京/羽田〜バンコク線より導入を開始し、東京/羽田〜シンガポール・香港線にも拡大。2016年12月15日から東京/羽田〜ホノルル線、1月9日から大阪/監視あ〜ホノルル線に投入を開始しており、ホノルル線へは3路線目。4月中旬から東京/成田〜ホノルル線にも投入することを計画している。
ビジネスクラス42席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス154席の計236席を配置し、全席にシート電源とUSBポートを設置している。機内エンターテインメントシステムは、最新の「MAGIC-Ⅵ」で、映画や音楽など300以上のプログラムを提供。機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」を導入している。
ビジネスクラスは通路を背にするヘリンボーンシートで、フルフラットとなる「SKY SUITE Ⅲ(スカイスイートスリー)」。全席が通路側の「1-2-1」配列で、ベッド長は最大約198センチ。大型ダイニングテーブルや専用収納スペース、4段階調節が可能なLEDライトを設置したほか、内側に小物入れがある可動式アームレストを開発した。トイレはビジネスクラスのみ、TOTOの「ウォシュレット」を装備している。
プレミアムエコノミークラスは従来のスカイスイート機材と同様の「JAL SKY PREMIUM」を配置。前の座席の背もたれが倒れないFIXED BACK構造で、レッグレストと3段階に高さの調節ができるフットレスト、プライバシーを確保できるセンターディバイダーを備えている。
エコノミークラスは並び席の確保や通路へのアクセスが容易となる「3-4-2」配列を採用。シートピッチは一部座席を除いて約84センチから86センチ、アームレスト間のシート幅は約47センチ、モニターは10.6インチとなっている。現行より、シートピッチは最大約10センチ、座席幅は約2センチ拡大している。
2017年度には5機の改修を行い、全11機が「JALスカイスイート」仕様となる。