全日空(ANA)は2月15日、東京/成田〜メキシコシティ線に就航を開始した。ANAにとって42番目の国際線定期便就航都市で、国際線の運航便数は週571便となる。
東京/成田を午後4時40分に出発し、メキシコシティに午後1時55分に到着するNH180便と、メキシコシティを午前1時に出発し、東京/成田に翌日の午前6時35分に到着するNH179便の1日1往復を運航する。飛行時間は、東京/成田発は12時間15分、メキシコシティ発は14時間35分。ANAとして最長路線となる。
現在、日本とメキシコシティの間は、アエロメヒコ航空が週5便を運航している。3月2日からは毎日運航に増便する計画で、ANA便を合わせると週14便で日本とメキシコが直行便で結ばれることになる。
メキシコはFTAを背景に日系企業の進出が拡大しており、ビジネス需要が高いことや、世界遺産が多く、観光資源が豊富であることなどから就航を決めた。2014年からは千葉県・御宿で日本・メキシコ学生交流プログラムも実施されており、ANAでも支援を行う。
機材はビジネスクラス46席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス102席の計169席を配置した、ボーイング787-8型機を使用する。初便にはJA820Aを投入した。標高や気温が高く、長距離を飛行するため、より大きい離陸推力が出る、ロールス・ロイス社製のトレント1000-Lエンジンを装備している。
NH180 東京/成田(16:40)〜メキシコシティ(13:55)
NH179 メキシコシティ(01:00)〜東京/成田(06:35+1)