1月24日付のThe Nationalは、中東5カ国からアメリカへ向かう航空機に搭乗する乗客に対して荷物の追加検査を実施すると報じた。
対象となるのは、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、ヨルダン、サウジアラビア、カタール発アメリカ行きで、ドバイ発のエミレーツ航空機、アブダビ発のエティハド航空機、カイロ発のエジプト航空機、クイーン・アリア発のロイヤル・ヨルダン航空機、キング・アブドルアジーズとキング・ハーリド発のサウジアラビア航空、ドーハ発のカタール航空機が対象となる。アブダビからニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、ワシントン、シカゴ、ダラス、ロサンゼルス、サンフランシスコ行きのエティハド航空機に搭乗する全ての乗客は、事前審査をアブダビで受ける必要がある。
The Nationalによれば、アメリカ運輸保安庁(TSA)は「これら中東諸国発の航空機を攻撃する旨の意図が複数のテロ組織により示されたため」と述べたとしている。在アラブ首長国連邦日本国大使館では、利用者に対して留意するよう呼びかけている。
2017年3月には、アメリカ政府はトルコ、ヨルダン、エジプト、クウェート、カタール、モロッコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の8ヶ国からアメリカへ向かう便を対象に、ノートパソコン、タブレット端末、カメラなどの携帯電話より大きな電子機器の機内持ち込みを禁止する措置を取り、その後検査体制が強化されたことから解除している。