8月30日で約43年の歴史に幕を下ろした梅小路蒸気機関車館。最終日はJR発足以降最多となる来館者で賑わいました。

朝5時頃から並び始めた来館者

 2015年8月30日(日)、約43年の歴史へ幕を下ろした梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)。その最終日の来館者数は1万1206人と、1987(昭和62)年のJR発足以降、最多になりました。

 この日、SL列車を体験できる「SLスチーム号」には1315人が乗車。通常は1日3回の運転ですが、最終日とその前日は15分間隔で運転されています。

 1972(昭和47)年10月9日の開業から閉館までの累計来館者数は848万8350人。「SLスチーム号」には1994(平成6)年9月23日の体験乗車以来、268万9745人が乗車したそうです。

 最終日は朝から大勢の来館者があり、エントランスには開館前、約1000人が並んでいました。JR西日本によると、当日の午前5時頃から来館者が並び始めたとのこと。開館は通常より10分早い9時50分に行われました。また閉館も通常は17時30分ですが、最終日は18時10分に延長。多くの来館者が名残を惜しんでいます。

 閉館した梅小路蒸気機関車館は2016年春、寝台特急の車両や新幹線車両などが加わり、「京都鉄道博物館」として新たなスタートを切ります。

情報提供元: 乗りものニュース