JR東日本は、9月から3ヶ月間開催する「秋田県秋の大型観光キャンペーン」にあわせて10月13日、14日の2日間、秋田~湯沢駅間にC61形20号機蒸気機関車がけん引する「SLこまち」号を運転した。

C61形20号機蒸気機関車が旧型客車6両をけん引、最後尾にDE10形ディーゼル機関車を連結した編成で運転した。

終着駅の湯沢駅は方向転換できる転車台がなく、途中駅の横手駅に転車台があるため、秋田駅を出発した「SLこまち」号は横手駅で約2時間停車中にC61形20号機蒸気機関車を転車台で方向転換した後に旧型客車の最後尾に連結する。

往路の横手駅から湯沢駅まではDE10形ディーゼル機関車を先頭に最後尾に連結したC61形20号機蒸気機関車がバック運転をする。



運転開始日の10月13日は秋田駅と湯沢駅で出発式を開催した。

秋田駅の出発式は佐竹敬久秋田県知事、穂積志秋田市長、斎藤善一秋田県観光連盟会長、三浦廣巳秋田商工会議所会頭、菊地正JR東日本執行役員秋田支社長、保坂善之JR東日本秋田駅長の6名によりくす玉開披を行った。



7時10分、保坂善之JR東日本秋田駅長、佐竹敬久秋田県知事、穂積志秋田市長の3名により出発の合図を送り、湯沢駅に向けて出発した。



復路は湯沢駅で出発式を開催した。



湯沢駅の出発式は鈴木俊夫湯沢市長、浦田一栄羽後町副市長、柳龍二東成瀬村企画課長、嘉藤正和秋田県観光文化スポーツ部次長、菊地正JR東日本執行役員秋田支社長、加賀屋庸文JR東日本湯沢駅長の6名によりくす玉開披を行った。



12時39分、加賀屋庸文JR東日本湯沢駅長、鈴木俊夫湯沢市長の2名により出発の合図を送り、秋田に向けて出発した。





秋田県でSLが走るのは4年ぶりとなる。



秋田~大曲駅間においてはSLとE6系新幹線との並走シーン、追い越しやすれ違いが見られた。





「なまはげ」が乗車。



運転最終日、突然の雨の中、フィナーレを飾るSLとE6系新幹線との並走シーン。

C61形20号機蒸気機関車による秋田県での運転は2012年に秋田~東能代駅間、2013年に秋田~横手駅間、2014年に秋田~東能代駅間と今回4度目の運転となった。



情報提供元: Ex-Train