JR東日本は、上越新幹線の越後湯沢~新潟駅間で2016年4月29日より運転している世界最速の芸術鑑賞「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」の16号車のアート作品を、7月28日にリニューアルした。

新潟県内で3年に一度開催される大きなアートイベント「水と土の芸術祭(新潟市)」と「大地の芸術祭(十日町市・津南町)」が開催される。アートに注目が集まるこの機会に現美新幹線のアート作品の一部をリニューアルした。





16号車の新しいアート作品は美術家AKI INOMATA氏による新潟県燕市国上山の中腹にある「五合庵」および新潟県柏崎市高柳町にある「荻ノ島かやぶき環状集落」をモチーフにした作品。



AKI INOMATA氏は1983年東京都生まれ。2008年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了し、2012年第15回岡本太郎現代芸術賞にて入選、2014年YouFab Grobal Creative Awardsにてグランプリを受賞、2018年にはASIAN ART AWARDにて特別賞を受賞している。



3月31日より一部のアート作品等をリニューアルして新しい作品を展示している。

リニューアルした13号車のカフェのインテリアを担当するのは、引き続きアーティストの古武家賢太郎氏。



人々が行き来した三国街道、新潟の美しく雄大な山並み、豊かな里山風景などそこにある歴史をテーマにした作品を制作。新潟の里山と街道の景色の中でゆっくりお茶を楽しむ新しい空間が誕生した。



リニューアルした14号車はのインテリアを担当するのは、引き続き写真家の石川直樹氏。

2001年世界最高峰エベレストに登頂し、七大陸最高峰登頂を達成。2011年は別ルートから二度目のエベレスト登頂を果たし、その後もヒマラヤの山々に中判フィルムカメラを携えての撮影を繰り返す。パキスタンのカラコルム山脈上にあるK2の頂へ向かう途上で撮影された作品群になる。









注目のアーティストがこの列車のため制作した現代アートが各車両に展示されており、新幹線で移動しながら現代アートを鑑賞するというユニークな演出が体験できる。



「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」は土休日を中心に越後湯沢~新潟駅間を3往復運転する。

(取材協力:JR東日本)



情報提供元: Ex-Train