東京都交通局は、浅草線で20年ぶりの新車となる新型車両「5500形」を公開し、報道陣向けに試乗会と撮影会を実施した。



外観は国際的にも日本のイメージとして一般的で、かつ浅草線沿線とゆかりのある歌舞伎の隈取りを現代風にアレンジし、凛々しく躍動感あるデザインとした。











和紙や寄せ小紋のほか、東京の伝統工芸品である江戸切子などの柄とともに沿線由来のイラストを使用し、落ち着きのある和の雰囲気の中にも遊び心がある空間デザインとした内装に仕上げた。



全ての車両に車いすスペースまたはフリースペースを設置した。



ラッシュ時にスムーズな乗降ができるよう乗降口脇のスペースを拡大した。



吊手や手すりの数を充実、低い吊手、低い荷物棚を設置した。





座席の幅を拡大、大型化した見通しの良い袖仕切りを採用した。



全照明にLEDを採用した。



次世代半導体SiCを採用したVVVF制御装置の採用により環境負荷を低減する。





今後は順次浅草線車両の全27編成を5500形へ置き換えていく。

羽田・成田両空港から都心方向へ、浅草や銀座といった東京を代表する観光地へ向かう列車として通勤や国内外観光客が快適に利用できる車両として、6月30日にデビューする。



情報提供元: Ex-Train