JR東日本は、初の新方式となる新型電気式気動車GV-E400系量産先行車を報道陣に公開した。



今までの気動車はエンジンの回転力をトルクコンバーターと減速機で動力を伝える液体式駆動システムを採用しており、GV-E400系はJR東日本初となるエンジンで発電し、電車と同じ駆動システムで動力を伝達する電気式駆動システムを採用した。



GV-E400系は2両編成を1編成、1両編成を1編成の合計3両を1月16日に落成し、量産先行車で各種試験を行い2019年度までに量産車に反映させ新潟地区に投入する予定となっている。

運用区間は羽越本線新津~酒田間、信越本線新津~新潟間、米坂線米沢~坂町間、磐越西線会津若松~新津間。



外観は長年にわたり沿線の日常を支える公共交通機関として信頼感、安定感を感じてもらえるような力強さと時代は移り変わっても風化しないシンプルさを兼ね備えたデザインとしている。



内装は全体的に温かみのあるトキピンクを基調としたくつろげる色彩に統一している。



紫外線をカットする強化ガラスを使用、ブラインドカーテンを省略している。



冬季の寒さ対策として大形の袖仕切りを出入り口に採用。



電動車車いす対応トイレを設置。



対面座席はシート間隔をキハ40系列より180ミリ延長し、快適性を向上。



優先座席付近は床面を色分けしてわかりやすくした。



ベビーカーと車いす用のスペースは床面を色分けしてわかりやすくした。



客室内照明をLED照明を使用した。

1両編成(GV-E400)は定員99名、2両編成(GV-E401.402)は定員232名となる。



電気式駆動システムを採用したことにより数多く所有する電車で培ってきた技術やメンテナンス方式を本車両にフィードバックすることで安全安定輸送と質の高いサービスを提供していくとしている。



情報提供元: Ex-Train