東武鉄道は、2017年夏を目途に日光、鬼怒川地区において蒸気機関車の復活運転を目指し、乗務員の養成や車両の施設の整備等を進めており、蒸気機関車C11形207号機をJR北海道より借り受けることになり8月19日、受け入れる南栗橋車両管区に到着し、報道陣に公開した。










運搬経路は、8月12日に陸路にてJR北海道苗穂工場を出発、8月14日に苫小牧港到着、海路にて苫小牧港を出発、8月15日に大洗港到着、8月19日まで待機し、早朝に南栗橋車両管区に到着した。
































C11形207号機は、1941年12月26日に日立製作所笠戸工場にて製造、現役期間は一貫して北海道で使用された。1974年廃車後は、北海道日高郡静内町(現 新ひだか町)にて静態保存されていたが2000年からJR北海道が動態保存機として使用を開始。「SLニセコ」「SL冬の湿原号」「SL函館大沼号」などに使用された。



東武鉄道では1899年に導入されたPeacock社製のA1形に始まり1966年6月26日の佐野線における蒸気機関車さよなら運転をもって全廃となっている。

















2017年夏を目途に復活運転する予定区間は、東武鬼怒川線 下今市~鬼怒川温泉間の12.4キロ、所要時間は片道約35分、土休日を中心に年間最大140日程度(1日3往復程度)を予定している。










蒸気機関車の各種検査を行う検修庫を南栗橋車両管区に新設し、以後検修庫において整備、検修を行う。




予定では、2017年4月頃より東武鬼怒川線において試運転を実施、夏を目途に営業運転を開始する予定である。











情報提供元: Ex-Train