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ファイターエンジニアリング
ライトチューンからハード系まで何でもござれ
ダートトライアル競技のベースとしても人気のジムニー。
ゆえにチューニングに興味を持っているオーナーも意外と多い。
静岡のファイターエンジニアリングは、経験豊富な職人がひとつひとつ丁寧に組み立てる高品質リビルトエンジン「クラフトマン」シリーズが有名。
しかしそれだけではなく、現車に合わせたチューニングも得意としている。
今回紹介するJB23ジムニー、別項で紹しているJB43ジムニーシエラも、ワンオフパーツを駆使した独自のチューンによってハイパフォーマンスを実現している。
JB23ジムニーは、程度が良いK6Aエンジンの良さを生かし、どれだけパワーを向上させるかがテーマとなる。
だからエンジン自体はクラフライトチューンからハード系まで何でもござれトマンではなく、あえて純正のまま。
タービンをT06改07仕様のハイレスポンスタイプに交換して、インタークーラーを大容量のトラスト製に変更。
パイピングの一部が細かったので新たに作り直し、タービンの性能をフルに発揮。
そして新たにスロットルの内径を35φから40φに拡大。
これまでは111馬力だったが、このビッグスロットル化によって115馬力にアップ。
パワフルな走行性能を手に入れた。
外装はごく普通のジムニーだけど……?
パッと見はリフトアップ仕様のジムニー。
ただ開口部からチラッと見えるインタークーラーに、「もしや?」と感じた人がいるかも。
エンジン自体はまだ状態が良いのでノーマルのまま。
クラフトマンタフエンジンと同じくヘッドカバーを青で塗装しただけ。
今後走行距離が増えたり、もしくはトラブルが出たら内部にも手を加える予定だ。
足まわりはモーターファームのキットで3インチリフトアップ。
アーム類はワンオフで製作。
スキッドガードはアピオ製。
吸気はもちろんのこと、排気系も抜かりなし。
フロントパイプはタニグチ、マフラーは5次元のデュアル出しをセット。
大きなチャンバー付きエアクリーナーはMRS。
インタークーラーはパイピングは右側が細かったので、左側に合わせて50φのパイプで作り直す。
CPUはトラストeマネージで制御。
ブーストコントローラーもトラスト製となる。
ファイターと言ったらクラフトマンエンジン
日本全国だけでなく、海外からの注文も増えているというクラフトマンエンジンは高い品質と耐久性に定評がある。
ラインアップはリーズナブルなスタンダード、ハイブーストに対応したタフの2種類。
タフはメタルガスケットやポート研磨など、スタンダードよりもさらに細かく手を加えており、ヘッドカバーの色がブルーとなっているのが特徴。
ピストンは0.1㎜オーバーサイズを使用する。
エンジンはF6Aシングルカム(タフのみ)・ツインカム・K6Aに対応。
ファイターエンジニアリング
メカニック歴35年という代表の小林さんをはじめ、熟練の職人たちがスズキ車のチューニング&メンテナンスを行っている。
外装のカスタマイズも大歓迎で、1台をトータルで仕上げることも可能だ。
●住所:静岡県静岡市駿河区中島805
●営業時間:9:00〜19:00
●定休日:年中無休
ハイパーレブ vol.235 スズキ・ジムニー No.5 2019年5月31日発売号より
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