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30後期アルファード&ヴェルファイアがお披露目されたとき「自動車メーカーがここまでやる!?」と驚かされたが、それを超える迫力、高級感、そして圧倒的なオーラを打ち出していたレクサスLM。そもそも「LM」とはラグジュアリー ムーバーの略称らしいが、つまりはラグジュアリーなミニバンということ。レクサスの象徴であるスピンドルグリルは当然のこと、メッキパーツがふんだんに使われたスタイリングは、アルファード&ヴェルファイアを彷彿とさせる。
パッと見た感じではヴェルファイアよりもアルファードがベースとなっている印象が強く、ボンネットからヘッドライトへ繋がるラインや、特にリアまわりのスタイリングはアルファードそのもの。ただしヘッドライトやテールランプなどディテールは、当然専用のデザインとなっているわけで、3連プロジェクターとL字形状のライトバーを搭載したヘッドライトなどは、レクサスらしい鋭い目元に仕立てられていた。
そんなフロントマスクを眺めながらふと思い浮かんだのが、顔面移植の可能性。ボディ形状がアルファード&ヴェルファイアと大きく変わらない所を見る限り、純正部品を入手さえできれば、「LMフェイスのアルファード&ヴェルファイア」なんてカスタムも出来るかもしれない。と、そんなカスタム目線のポイントも気になるところだが、今回の上海モーターショーでは、あくまでお披露目で具体的な内容は不明点が多い。
まず販売地域は中国やタイ、東南アジアに限られるという話で、いまのところ日本での販売は予定されていないとのこと。とはいえ日本でも必ず発売するという噂も後を絶たない。そして気になるお値段だが、アルファード&ヴェルファイアの約1・5倍程度。つまり軽く2000万円超え!!ということ。とはいえはレクサス初のミニバンであり、居住性の高さを追求した豪華インテリアの装備などを考えると、決して高くない!?(→すでに金銭感覚が麻痺してます)。
できることなら令和元年、時代の先駆けとして日本デビューして欲しい存在だ。
スタイルワゴン2019年6月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]