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そもそもローダウンとは、その名の通り低く下げること。クルマをローダウンするということは、クルマの車高を低くするということだ。
では何故クルマの車高を低くするのか? どういった人がローダウンしているのか?
今回はカー用品の量販店、スーパーオートバックス姫路店のスポーツ担当、佐波さんにもお話をお聞きしながら、解説していこう。
そもそも何故ローダウンするのか?
店舗で多くのお客様と対応されている佐波さんに聞くと、ローダウンしてかっこよくしたいというのと足回りを固めてスポーツ走行性能を高めたいという意見がほとんどとの事。
ローダウンする意味は多くの場合、この2点によるものだということだ。
クルマによってはスポーツ走行には適さないクルマもあるかもしれないが、そういったクルマでも車高が低くなることで見た目のカッコよさは増す。
ドレスアップの観点からすれば、多くのユーザーは、ローダウンすることでクルマをかっこよく見せたいという意図があるようだ。
ローダウンすることでのメリットとしては、何故ローダウンするかの裏返しになるが、クルマを低くしカッコよくすることができるということや、スポーツ走行性能の向上などがあげられる。
逆にローダウンすることでのデメリットもある。
例えば純正と比べて足回りが硬くなる傾向にあり、乗り心地は悪くなったと感じる人が多い。ドレスアップ目的で車高を落とすことで乗り心地は少々犠牲にしているという人も多いようだ。
一口にローダウンといってもいろいろな方法がある。またクルマによっては、その手段が限定されることもある。
一般的に考えると、その方法はダウンサス、車高調、エアサスの3種となる。
ダウンサスは純正のスプリングとの交換で車高を低くする。
車高調はショックとスプリングがセットされている状態のものとなり車高を調整することが可能。
エアサスはエアバッグをスプリングとして使用し、エアバッグ内の空気量を調整し車高の上げ下げをおこなうことができる。
コスト的には、ダウンサスは1万円半ばから、車高調は8万円くらいから、エアサスの場合は30万円台後半から(商品の価格のみで工賃は別途)が目安となる。
(スーパーオートバックス姫路店 2019年2月末 現在)
ローダウン時の注意点としては、その程度にもよるが、まずは最低地上高が既定値を下回れば、車検がNGとなる。
ローダウンすることでタイヤとフェンダーとの隙間も小さくなるため、程度によっては自分の履いているホイールとフェンダーとの干渉を気にしたりもしないといけない場合も出てくる。
また、ローダウンした後にやっておきたいこととしてアライメントの調整がある。これは、ローダウンすることでトーアウト気味になることが多いからで、アライメントの調整、サイドスリップのチェックなどは、ローダウンしたあとには必ず行いたい。
ローダウンすることで実用性の部分はどうなのか?
実際に車高を低くすることでコンビニなどに出入りする場合や、車輪止めとの干渉など注意しないといけないこともあり、極端なローダウンになってしまうと普段乗りのクルマとしての実用性が損なわれる場合も出てくる。
このあたりは、ローダウンの程度やエアサスや車高調の活用で上手く使い分けしたりという事も可能なので、ショップと相談したい。
ローダウンすることによってクルマは圧倒的にカッコよくなる。また、ローダウンの方法もいろいろある。
自分のクルマの利用状況なども考慮して自分の使い方にあったローダウンの方法で、クルマをかっこよくしてみてはどうだろうか?
[byフジモン スタイルワゴン・ドレスアップナビ]