個性と性能を磨いた5代目RAV4

ライバルと比べて何処が違うの?





モノコックボディを持つ乗用車タイプのクロスオーバーSUV。中でも日本で先駆けとなったトヨタ・RAV4は、5代目となって日本市場に復活し、個性的かつアクティブな意匠に新4WDシステムの採用など注目のモデルだ。

そんなRAV4の登場もあり、より激戦区となったクロスオーバーSUVモデルの中から新型RAV4+販売台数も好調な売れ筋のライバル3台にスポットを当てて、それぞれの特長や各車との違いをここでチェックしていこう。


【エクステリア】


〈RAV4〉



掲載グレード「Adventure」

ゴツゴツと角張ったフォルムが、いかにもオフロード向きといえる力強い印象を与えてくれるデザイン。C-HRのようなアバンギャルド感に欧州車っぽいお洒落さも漂わせ、異なるふたつのフェイスが存在するのも特筆点。写真の上級グレード「Adventure」は、オフロード感を強調した仕様で、専用の大型ホイールアーチモールに19インチのブラックポリッシュホイールを装備し足元の存在感も十分。ボディカラーは2トーンを含め全12色と豊富に揃える。

【SPECIFICATION】

寸法:全長4600〜4610mm、全幅1855〜1865mm、全高1685〜1865mm

ホイールベース:2690mm

トレッド:フロント1595〜1605mm、リヤ1615〜1625mm

最低地上高:190〜200mm


〈CX-5〉



掲載グレード「XD Lパッケージ」

ロングノーズの躍動感あるフォルムは、悪路を走破するオフロードな雰囲気よりも都会的な印象が強い上品でスタイリッシュな意匠のマツダCX-5。各エンジンの廉価グレードは17インチホイールだが、それ以上は全車19インチホイールを装備している。艶やかな透明感を表現したマツダ塗装技術「匠塗 TAKUMINURI」のソウルレッドクリスタルメタリックをはじめ、上質感漂うボディカラーは全8色を用意。

【SPECIFICATION】

寸法:全長4545mm、全幅1840mm、全高1690mm

ホイールベース:2700mm

トレッド:フロント&リヤ1595mm

最低地上高:210mm


〈エクストレイル〉



掲載グレード「20Xi」

現行型は6年目を迎え今回登場する中では古参だが、発売以来高い人気で売れ行きも好調な日産エクストレイル。日産車らしいVモーショングリルを採用した迫力フェイスに、立体感のあるスクエアボディの先進的スタイルが特長。

基本グレードでの外観の差はほとんど無いが、「オーテック」や「エクストリーマーX」、「NISMOパッケージ」など、カスタム仕様を揃えることで個性を強調させることができる。他車には無いカラフルな全12色のボディカラーを備え、カスタム系にも専用色を用意している。

【SPECIFICATION】

寸法:全長4690mm、全幅1820mm、全高1730〜1740mm

ホイールベース:2705mm

トレッド:フロント&リヤ1575mm

最低地上高:200〜205mm


〈CR-V〉



掲載グレード「EX」(リアは「EX Masterpiece」)

コンパクトSUVのヴェゼルの登場もあり、1度は日本市場から姿を消したCR-Vだが、新世代プラットフォームの採用やハイブリッドモデルを用意した5代目が満を持して日本での復活を遂げた。従来モデルに比べて大きさを増した新型は、最近のホンダ車共通の造形とワイド感を強調した力強い印象は、グローバルモデルらしいオーソドックスな意匠。ライバル車と比べるとボディカラーは6色設定と少ない。ひねりのあるスポークデザインが特長的な躍動感のある18インチホイールを装備する。

【SPECIFICATION】

寸法:全長4605mm、全幅1855mm、全高1680〜1690mm

ホイールベース:2660mm

トレッド:フロント1600mm、リヤ1615mm

最低地上高:190〜210mm


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【インテリア】


〈RAV4〉



掲載グレード「Adventure」

バランス良く配置されたシンプルなインパネは、操作性に優れ視界が広く見晴らしが良い。TNGAプラットフォームによる低重心化で、ヒップポイントが低く頭上空間にも余裕がある。「Adventure」にはホールド性の高いスポーティタイプシートが用意される。

【SPECIFICATION】

室内寸法:長さ1890mm、幅1515mm、高さ1200〜1230mm

乗車定員:5名


〈CX-5〉



掲載グレード「XD Lパッケージ」

インパネデコレーションパネルや本革巻きのステアリングやシフトノブなどを採用し、上質感漂うインテリア。水平基調で視認性に優れ、最新改良で一新したダイヤルなど操作性の良さも美点だ。特別仕様車の「Exclusive Mode」では、高品質ナッパレザーシートや本杢パネルを装備することで、モダンで暖かみのある室内空間。

【SPECIFICATION】

室内寸法:長さ1890mm、幅1540mm、高さ1265mm

乗車定員:5名


〈エクストレイル〉



掲載グレード「20X」(7人乗り)

使いやすく機能性に優れたコックピット。メーター部分には視認性に優れたファインビジョンメーターを表示。ラゲッジは大容量で、汚れや傷に強く防水しようなどの設定もあり、アウトドアでも重宝する。「20X」のみ3列7人乗りを設定。

【SPECIFICATION】

室内寸法:長さ2005(7人乗りは2555)mm、幅1535mm、高さ1220〜1270mm

乗車定員:5名/7名(3列シート車)


〈CR-V〉



掲載グレード「EX」(7人乗り)

ハイブリッド車はボタン式セレクターで、ガソリン車はレバー式。専用インテリアとなる「マスターピース」は上質感が高い本革シートに電動調整式となる。荷室の容量は大きく、7人乗りのガソリン車は561ℓとさらに広い。2列目シートはワンアクションで操作でき、荷物の積載時にも便利。

【SPECIFICATION】

室内寸法:長さ1970(7人乗りは2520)mm、幅1550(7人乗りは1520)mm、高さ1185〜1230mm

乗車定員:5名/7名(1.5ℓ車)


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【安全装備】


〈RAV4〉

最新のToyota Safety Senseを全車標準装備し、衝突被害軽減ブレーキは昼夜間の歩行者と昼間の自転車に対応。全車速追従のACCは同一車線中央でハンドルを支援するレーントレーシングアシストも採用。低速走行時に壁や車両を検知して衝突被害を軽減するパーキングサポートブレーキなど、充実の安全装備。

【SPECIFICATION】

●主な安全装備:衝突被害軽減ブレーキ(歩行者対応)、ACC(全車速追従)、オートハイビーム、車線逸脱警報、標識認識


〈CX-5〉



衝突被害軽減ブレーキは対車両で約4〜80km/h走行時、対歩行者は約10〜80km/h走行時に作動。交通標識認識システムは、フロントガラス照射のディスプレイにも表示。死角を無くす360°ビューモニターの採用や、車線逸脱警報&逸脱回避支援で、車線からのはみ出しもしっかりとアシストしてくれる。

【SPECIFICATION】

●主な安全装備:衝突被害軽減ブレーキ(歩行者対応)、ACC(全車速追従)、前後誤発進抑制機能、オートハイビーム、車線逸脱警報、標識認識


〈エクストレイル〉

高速走行での負担を軽減する半自動運転技術のプロパイロット(全車速追従ACC)は一部グレードにオプション設定。アクセルとブレーキの踏み間違い衝突防止アシストは歩行者も検知し、上空から見下ろしたかのような映像のアラウンドビューモニターに、クルマの周囲で動くものを検知して注意を促すなど、あらゆるシーンで運転をサポート。

【SPECIFICATION】

●主な安全装備:衝突被害軽減ブレーキ(歩行者対応)、ACC(全車速追従)、前後誤発進抑制機能、オートハイビーム、車線逸脱警報、標識認識


〈CR-V〉

単眼カメラとミリ派レーダーを使ったホンダセンシングを全車に標準装備。衝突被害軽減ブレーキは夜間の歩行者も対応。歩道の無い道で、歩いている人にぶつかりそうな時は操舵制御で衝突回避を支援。充実の安全運転支援機能に加えて、走行中の見にくい斜め後方を走行する車両の通知やドライバー注意力モニターなど、多彩な機能が魅力。

【SPECIFICAITON】

●主な安全装備:衝突被害軽減ブレーキ(歩行者対応)、ACC(全車速追従)、前方誤発進抑制機能、オートハイビーム、車線逸脱警報、標識認識


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【DATA】


〈RAV4〉

パワートレーンは2.0ℓガソリンと2.5ℓハイブリッドの2種類で、全車4WDとなり「X」系のみFFも用意。WLTCモード燃費はガソリン車で15.2〜15.8km/ℓ、ハイブリッド車で20.6km/ℓ〜21.4km/ℓ。

【SPECIFICATION】

[2.0ℓ・NA][2.5ℓ・NA+モーター]

●260万8200円〜381万7800円


問:トヨタ自動車お客様相談センター 0800-700-7700 http://toyota.jp


〈CX-5〉

最新改良で2.5ℓガソリンターボが追加され、パワートレーンは充実の4種類。2.0ℓはFFのみ、2.5ℓNA車は4WDのみとなり、他はFFも4WDどちらも用意している。WLTCモード燃費はガソリン車で12.2〜14.6km/ℓ、ディーゼル車は16.6〜19.4km/ℓ。

【SPECIFICATION】

[2.0ℓ・NA][2.5ℓ・NA][2.5ℓ・ターボ][2.2ℓ・ディーゼルターボ]

●257万400円〜355万8600円


問:マツダコールセンター 0120-386-919 http://www.mazda.co.jp


〈エクストレイル〉

パワートレーンはガソリン車とハイブリッド車の2種類に、全車FFと4WDを用意。JC08モード燃費はガソリン車が15.6〜16.4km/ℓ、ハイブリッド車が20.0〜20.8km/ℓ。

【SPECIFICATION】

[2.0ℓ・NA][2.0ℓ・NA+モーター]

●223万1280円〜380万4840円


問:日産自動車お客さま相談室 0120-315-232 http://www.nissan.co.jp


〈CR-V〉

1.5ℓガソリンターボに2.0ℓハイブリッドの、パワートレーン2種を用意。全グレードでFFと4WDの設定がり、初採用のスポーツハイブリッドi-MMDは4WDのみ。ガソリン車のJC08モード燃費は14.6〜15.8km/ℓ、ハイブリッド車は25.0〜25.8km/ℓ。

【SPECIFICATION】

[1.5ℓ・ターボ][2.0ℓ・NA+モーター]

●323万280円〜436万1040円


問:Hondaお客様相談センター 0120-112010 http://www.honda.co.jp


[Text by スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 【総当たり比較!】RAV4をクロスオーバーSUV激戦区に投下! 外装内装コクピットに安全装備をチェック