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オートワン/給電くん
ここ数年、ファッションやギアも含めた空前のアウトドアブームが続いている。クルマ業界でもそのブームは広まり、車中泊という言葉が定番化。車中泊ができるRVパークというスポットも年々増え続けている。キャンピングカーへの注目度も高まっているが、トラックベースの本格的なキャンピングカーは、あくまでもレジャーに使うクルマであって、普段乗りには向かない。駐車場や懐事情を考えると、なかなか2台持ちというわけにはいかない人も多い。そこで今注目されているのが、普段は日常の足としてしっかり使えて、週末は車中泊を存分に楽しめる一石二鳥のライトキャンパーだ。
神奈川県藤沢市に店舗を構えるオートワンは、そんなライトなモデルをラインアップする軽キャンパー専門店。車内の家具やポップアップルーフなどほぼ全ての架装を自社で行う国内製造のビルダーで、クオリティが高く安心できるブランドとして、多くのキャンパーに支持されている。
人気のモデルは今回紹介する「給電くん」。その名の通り、電源確保にこだわった仕様で、ソーラーシステムや走行充電機能付きのサブバッテリー、700Wのオリジナルのインバーターを標準装備。オプションの100Aサブバッテリーと2000Wインバーターに変更すれば、電子レンジとドライヤーを同時に使えるほどのスペックを持つ。
ベースとなるのは、スズキ・エブリイ。登録は4ナンバーの軽自動車なので、自動車税は5000円、車検は2年毎とおサイフに優しく、乗車定員は4名。普段は前後席をノーマル車と同じように使え、就寝時は後席を倒して付属の就寝マットを敷き詰めれば、1980×1260ミリと大人2人が十分に寝られるスペースが出現する。ポップアップルーフを使えば、プラス2名の就寝も可能だ。車内は質感溢れる深みのある木材を多用した作りで、落ち着きのあるお洒落な空間。使用する木材は、ヨット用の木材で、耐久性が高く、歪みにくい超軽量素材。重量物の配置にも配慮し、車重増による走行性能や安定性の低下を抑えている。
気になる価格は、ポップアップルーフなしであれば159万8000円〜、ポップアップルーフ付きは214万8000円〜。車中泊ができる装備がひと通り付いていて、この価格はかなりリーズナブル。ベース車のグレードも様々選べ、さらに快適性や利便性を高めるオプション装備も豊富。給電くんであれば、必ず自分が求めるライトキャンパーが実現できるはずだ。
2名就寝時レイアウト
1名就寝時レイアウト
走行時レイアウト
ポップアップルーフを上げると、ルーフ内に1850×1100ミリのベッドスペースが誕生。車内の2名に加えて、合計4名の就寝が可能になる。さらに室内空間が広がるので、車内で立って歩くことも可能だ。
【SPECIFICATION】
●主要標準装備
走行充電システム、サブバッテリー(55A)、30Wソーラーパネル(ポップアップルーフは40W)、700Wインバーター、外部入出力コンセント、12Vソケット、スナックテーブル、脱着式センターテーブル、就寝マット・ミニクッション、オーバーヘッドキャビネット、断熱処理・コンロ、サブバッテリーボルトメーター
●オプション装備
FFヒーター(18万円)、カーテンセット(6万7000円)、バッテリーチャージャー(4万8000円)、サイドオーニング(13万4000円)、防虫ネット右スライドドア用(2万円)、防虫ネット左スライドドア用(2万円)、防虫ネットバックドア用(2万5000円)、撥水ゲートシェード(2万6000円)、床下収納(4万5000円)、床下収納付スライドテーブル(8万8000円)、アクリル2重窓(12万円)、フロアマット(スタンダード)フロント・リア(1万7000円)、ウッドパネルバックパネル(1万8000円)、ウッドパネルオーバーヘッドパネル(4万9000円)、給排水タンクセット_バタフライシンク付(10万円)、脱着式サイクルキャリア(5万9800円)、防錆加工オリジナルヒッチメンバー(6万9800円)、70Aサブバッテリーに変更(2万5000円)、超高性能100Aサブバッテリーに変更(3万8000円)、サブBステー(1万8500円)、1200Wインバーターに変更(4万円)、2000Wインバーターに変更(6万5000円)、過放電防止機能付きバッテリー残量計(2万5000円)、USBソケット・12Vソケット(8000円)、サイド出窓(4万円)、電子レンジ(3万8000円)、保冷機能付きリュック型食器セット(1万5000円)、ナビ切替リレーユニット(2万円)
●価格:ポップアップルーフなし=159万8000円〜、ポップアップルーフ付き=214万8000円〜
問:オートワン 0466-47-1300
http://www.autoone.co.jp
[Text by スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]