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イジりたいけど仕事に支障が出るのは困る──そうしたユーザーたちの希望を踏まえ、「実用的にガンガン使えるD-UP軽トラ」を提案するケイゾーン。エアロや足まわり、マフラーなど、幅広いパーツ展開で楽しい軽トラライフをサポートする。
漆黒のボディにスピンドルデザインが際立つ凛々しいフロントバンパー。そして程良く落ちた車高とシンプルなホイールで、商用車らしからぬ高級感を放つ4台の軽トラたち。今でこそこうしたドレスアップも浸透してきたが、先駆者は間違いなくケイゾーン。働く軽トラをお洒落に仕立てて使うという文化は、このブランドが築いてきたといってもいいだろう。多くのファンに愛されている理由は、ほど良いドレスアップ感覚。エアロは派手過ぎないシンプルな装いながら、存在感はしっかりあり。フロントは純正フォグを流用する造りなので、ベース車の雰囲気もキープできる。丈サイズも絶妙で、車種にもよるが純正+10センチ強といったところ。ノーマル車高でも十分にサマになるし、4〜5センチくらいのローダウンをしても、最低地上高9センチはキープできるレベル。もちろん車検も通る。さらにアオリは干渉することなくスムーズに開けられるし、サイドパネルの給油口とバッテリー部分には開閉できる機構を採用。3点フルエアロを組んでも実用性はまったく損なわれない。軽トラは仕事で使えてこそ。〈慶虎〉の基本コンセプトはそこなのだ。そして今回はスーパーキャリイ用も登場。エアロに加え、純正で標準装備のスタビライザーに対応した車高調も開発し、早くも問い合わせが殺到中だ。お洒落に楽しく乗れて、なおかつ仕事でも活躍できるスーパーキャリイ。そんな仕様を求める人は要注目。
現行軽トラのハイゼット・キャリイ・アクティは、OEM車(サンバートラック・ピクシストラック・スクラムトラック・ミニキャブトラック・NT100クリッパー)を含めてすべてに対応。フロントに関してはフルバンタイプだけでなく、よりシンプルなリップスポイラータイプの設定もあり。
S500P HIJET
HA8 ACTY
PRICE
●フロントバンパー 5万3000円
●サイドパネル 4万3000円
●リアバンパー 4万円
●上記3点セット 13万3000円
●ルーフスポイラー 3万9000円
前後はセーフティサポート対応
標準仕様の16キャリイ用バージョンⅡをベースに、前後はセーフティサポートセンサー対応。サイドパネルはスーパーキャリイ専用に開発された〈慶虎〉エアロがデビュー。シリーズお馴染みのスピンドルデザインは継承しつつ、純正メッキグリル&メッキカバー付きフォグ装着を想定。バランス良く高級感を引き出せる設計になっている。もちろんフォグ非装着車にも対応しており、その場合は該当箇所がメッシュ張り仕様となる。なお、標準16キャリイにあったフロントバンパーVer.Ⅰは非設定。
スーパーキャリイには標準装備となるセーフティサポート。前後バンパーはその超音波センサーを生かせる構造で、車検も問題なし。
延長されたキャビンに対応したサイド。フロントから繋がり感のあるラインワークが特徴だ。バッテリー&給油口はカバーパネル付き。
タイヤ側の丈はサイドパネルに合わせ、そこからキュッとお尻を持ち上げた形状のリアバンパー。自然なボリューム感が魅力だ。
PRICE
●フロントバンパーVer.Ⅱ 5万3000円
●サイドパネル 4万3000円
●リアバンパー 4万円
●上記3点セット 13万3000円
●ヘッドライトカバー 1万1800円
●ルーフスポイラー 3万9000円
※価格は税別
ケイゾーンが展開する〈慶虎〉シリーズ。エアロを中心に人気を博しているが、サスペンションキットも支持率が高い。中でもキットA・キットRはフロントに全長調整式車高調を採用。軽トラはホイールベースが短く、どうしても跳ねやすいのだが、それをグッと抑えて快適に走れるとあって好評だ。「スプリングレートは現行キャリイやハイゼットで8Kに設定。純正よりも硬めにして、それに合わせてショックの伸び側も踏ん張るようにしています。だから段差を踏んだ時にポンポン跳ねず、浮き沈みが1回で収まってくれる。乗り味は少し硬めですが、乗り心地は純正よりかなりいいと思いますよ」と代表の横川さん。さらにキットRはリアショックも全長調整式となり、15段階の減衰力調整も付くので、「もうちょっと硬く」「少し柔らかめに」といったアレンジが可能。自分好みを追求したいならキットRだ。その他、マフラーやアングルポスト、ホイールにドラムカバーといったアイテムまで幅広く展開。〈慶虎〉で1台丸ごとコーディネイトも可能になっている。
選べる3タイプのローダウンキット
スタンダードなキットA。それよりきめ細かな調整が可能なキットR。キットBは低コストがウリ。売れ筋はキットRで、フロントはフルタップ式車高調、リアはダウンリーフ+全長調整式ショックの組み合わせとなる。「純正リアショック流用のキットAでも十分に高性能ですが、もっと乗り心地にこだわるならキットRがおすすめ。ただ、かなり重量のある荷物をよく積むという方は、キットAの方がいいですね」。
KIT R
ストローク量をキープしたまま下げられる全長調整式。バネは車種に応じて最適な自由長&レートが組み合わされる。
前後ともに15段階の減衰力調整機能を搭載。使い方や好みに応じて乗り味をカスタマイズできるのが嬉しい。
KIT A
フロントは全長調整式車高調、リアはダウンリーフ。突き上げ感を抑えた優れた乗り心地を実現する。ダウン量はキットRと同じで、F40・R45ミリくらいが目安。
KIT B
フロントはダウンサス、リアはダウンリーフ。前後ともショックは純正流用となる。手軽に落としたいユーザー向き。ダウン量はF30・R45ミリくらいが目安。
さり気なくレーシーな雰囲気を演出する
片側2本出しはエアロ装着用とノーマル用の2タイプあり、テールエンドと価格は共通。フロントパイプのフランジ後から交換するタイプで、音量は程良い保安基準レベルとなっている(基本的に車検非対応)。サイド左出し(競技用)は個性とヤンチャさを出したい人にぴったり。
片側2本出し
サイド左出し
PRICE
●片側2本出しマフラー 4万8000円
●サイドマフラー 5万2000円
※価格は税別
美しい鏡面仕上げで高級感UP
純正はとことん実用的で飾り気がない荷台まわりも、お洒落にドレスアップしたい。アングルポスト、デッキカバー、キャビンガードは、いずれもステンレス鏡面仕上げを用意(デッキカバーはアルミ製もあり)。純正メッキグリルやドアミラーとも相性ばっちり。
ステンレス鏡面の美しい輝きが目を引くアングルポスト。位置的にも目立ち度抜群。もちろん強度や耐久性も高い逸品だ。
3辺セットのデッキカバー。厚み1.5ミリのステンレス鏡面タイプ(両面テープ付属)と、厚み2ミリのアルミ縞板タイプ(取り付け用ビス付属)の2種類がある。
荷物とキャビンの干渉を防ぐキャビンガード。パイプ+パネル仕様のタイプⅠに加え、フック付きパイプ単体のタイプⅡも登場。どちらもステンレス鏡面仕上げ。
PRICE
●デッキカバー 2万5000円
(ステンレス鏡面、アルミ縞板)
●アングルポスト 4万5000円〜4万8000円
●キャビンガード 2万8000円(タイプⅠ)
1万8000円(タイプⅡ)
※価格は税別
足元はブレーキまで抜かりなく
オリジナルホイール〈慶車輪〉。スリムで足長感のある5本スポークモデルで、1ピースながらリムの深さもしっかり感じられるデザイン。ラインアップは15〜17インチ。J数も5J〜5.5Jと履きやすいサイズを用意している。カラーはブラックポリッシュのみ。
ブレーキチューンの入門編としてもピッタリなスリット入りローター。〈慶車輪〉とぜひセットで導入したい。
リア用のドラムカバー。車種専用設計なので隙間に泥が溜まる心配もない。カラバリはアルマイト4色。
カラフルなマッドフラップ。ステンレスと組み合わせで高級感も上々。写真の他、新色・ブラックもあり。
PRICE
●価格:15×5.0J 1万2000円
16×5.5J 1万4000円
17×5.5J 1万6000円
●慶虎6本スリットブレーキローター 1万5000円
●慶虎ドラムブレーキカバー 1万円
●慶虎マッドフラップ 9000円
※価格は税別
赤の刺繍がインパクト大 取り付けもカンタン
味気ない軽トラの室内を彩りよくアレンジできるアイテムが多数。シートカバーは黒ベース×赤ステッチで、背もたれには大きく〈慶虎〉の刺繍入り。DIY装着を想定して設計しており、初心者でも取り付けカンタン。懐かしい雰囲気のダッシュマットや、スポーティなチェッカー柄のフロアマットにも注目。
シートカバーとお揃いのダイヤキルト仕様のハンドルカバー。お洒落で握り心地もGOOD。
昭和テイスト全開のチンチラ風マット。赤×黄色、黒×赤、青×黄色の3色あり。
慶虎ロゴプレート&ヒールパッド付き。カラバリは全6色をラインナップ。
PRICE
●シートカバー 1万8000円
●ダッシュマット 1万2000円
●フロアマット 1万2000円
●ハンドルカバー 3500円
※価格は税別
問シフト ☎ 078-964-2266 http://www.shift-sp.co.jp
(Vol.23 Kトラパーツブック 2019)
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]