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塩害や酸性雨、大気汚染物質など、サビの原因となる要素は日常的にあふれている。それらがボディに付着し、酸化することによってサビが発生する。見える部分の付着物は清掃できても、車体下まわりや鉄板の継ぎ目など見えない部分のメンテナンスは至難の業。いわばボディのサビ付きは、どんなクルマでも避けて通れないのが現状である。しかしそんなサビを、発生させにくくできる装置がある。それが発売以来22年、改良を重ねながら進化してきたこのラストストッパー。実際に使用するユーザーからは「以前とはサビの付き方が驚くほど違う」と好評で、長年ヒットを続ける電子式サビ防止装置だ。ラストストッパーはバッテリーと接続することで微量の電気を発生させ、それをボディの金属部分全体へ常時巡らせることで、金属の酸化を防ぎ、サビを付きにくくするための装置。サビの発生を電子の働きが抑制できることは古くから証明済みで電気防触という。欧米では半世紀以上前からコンビナートや地下のパイプライン、橋げたの腐蝕防止として電流を流すという対策を講じてきたそう。このラストストッパーはその理論を応用、バッテリー上がりなどの心配がない程度の微量な電気を、12Vに変換して自動車用として開発することに成功した革命的なシステムなのだ。島国、日本の環境は、サビやすい。愛車を守るには、この対策がベスト。
●価格:軽自動車タイプ 1万7000円(税別)
ヘビーデューティータイプ 2万7000円(税別)
●仕様:12ボルト車全車対応、作動確認用LEDランプ付、
電圧低下オートプロテクト機能付、防水タイプ
傷などで露出した鉄板に水分が付着し、鉄イオン化して大気中の酸素と結合、酸化することがサビの発生理論。バッテリーから断続的に電子を送れば酸化が防止され、サビ腐蝕を抑止可能。
取り付けはDIYが得意でなくても簡単。配線をバッテリーにつなぎ、本体から伸びている銀色のラインをボディへつなげば完了だ。
軽トラックの場合、バッテリーケースに置くのがベスト。このようにサイド部の奥部分に取り付けるとジャマにならない。
取り付けに穴開け加工は不要。本体も、熱を保たない場所ならどこに置いてもOKだ。メンテナンスフリーの防水仕様、安心。
実際の軽トラはこんな所がサビやすい
荷台のヒンジ
アオリハンドル
フロントフェンダー
付きやすいフロントバンパー内や、風を受ける鳥居、複数の部品が重なることで水分が残りやすいアオリやヒンジなどが特にサビやすいパート。車体裏の重なった鉄板部など、メンテしにくい場所も要注意だ。
サビは水と乾燥でどんどん広がる
酸性雨や融雪剤、海からの潮風などサビを誘発する要素は日本にあふれている。車体に付着した水分や塩分を確実に取り除けなければ、それらが乾燥する過程で酸化し、サビが広がってしまう。
原理はこんな感じ
サビは被膜のはがれた部分の鉄板に水分が付くことから始まる。鉄は水と反応してイオン化され、大気中の酸素O2と結合し、サビFe(OH)3となる。ラストストッパーはサビの原因となる酸素O2の鉄板への付着を阻害し、サビの発生を遅らせている。
問ツーフィット ☎ 045-253-7945
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(Vol.23 Kトラパーツブック 2019)
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