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高級ロードバイクとエアサスで車高ペタペタになり、アグレッシブなクールリーガルのエアロで飾られたハイエースの組み合わせ……。
自転車を積むためのハイエースを探していた稲葉さん。たまたま家から近い「キッツレーシング」の前を通った時、ハイエースが並んでいるのが目に入り、というのがキッカケ。
自転車を運ぶというトランポとしての条件は絶対的なのだが、キッツレーシングに通っているうちに他のお客さんに刺激を受けたり、デモカーを目の前にしたりで、約1年のほどでこのスタイルに辿り着いた。いや、辿り着いてしまったが正解?(笑)
まさに大人の遊び、趣味である。これこそがハイエースの魔力であり魅力なのか。
所属するロードバイクのチームのメンバーのために自転車を数台乗せられて、人も乗れる。遠征するための、ただのトランスポーターだったハズが……。
「ちょっとハイエースに愛情を注ぎ込みすぎまして、ロードバイクの新車まで回らないです(笑)。さすがにそろそろ新しいモデルに乗り換えたいと思っているので」と最高の笑顔で語ってくれた稲葉さん。
当分はこのスタイルでキープかと思いきや「いや、次はフルバンエアロを狙ってます!」とのこと。ですよね! ロードバイクもハイエースも、やっぱりカスタムは楽しいですもんね!!
稲葉ハイエースの核となっているのはクールリーガル200V-SSのエアロキット。ボトムまわりからグリル、ボンネット、リアウイングまでフルセットアップ。アグレッシブなスポーティスタイルを実現している。
そのエアロフォルムをさらに引き立てるのがキッツレーシングのオリジナルエアサス。リアはオリジナルブロック+エアバッグのシステムでしっかりと走れる足を構成している。エアサスといえばその実用性も大きなメリットのひとつ。
車高をペタペタにすれば自転車の積み降ろしもラクチンのはずですが……。稲葉さんのロードバイクはとにかく軽い! めっちゃ軽い!! だからその点はエアサスの恩恵がないかも(笑)。
Specification
フロントハーフスポイラーの下にさらにディフューザーセットすることでレーシングマシンのようなスタイリングを実現。
ホイールは名門グラムライツトランスX。徹底的に軽量&高剛性を追求したモデルはロードバイクにも通ずるものアリ。
サイドステップ+サイドディフューザーの組み合わせでよりロースタイルを強調。立体的なシルエットでアピール度も高い。
リアバンパーだけでも十分な迫力だが、さらにフローティングディフューザーを装着することでよりインパクトを発揮。
リアスタイルで圧倒的な存在感を誇るリアウイング。ボトムまわりとのバランス感も絶妙で後続車の視線を釘付けにする。
レカロのコンフォートモデルLX-Fを前席にセットアップ。オシャレで機能的な新メッシュ素材の3Dエアが使われている。
レカロシートとカラーコーディネイトがされているセンターコンソールBOX。レザーの素材感も良く、高級感をアップ。
ワンオフのダッシュマットには大酒呑み達のチーム名が入れられて、フロント越しにアピールしてくる。
スライドドアを開けると、キッツレーシングロゴがグリーンで輝くワンオフスカッフプレートがお出迎え。夜になるとさらにキレイに点灯してムーディに。
広大なカーゴスペースのハイエースだけに、ロードバイク1台くらいはラクラクIN!
縞鋼板のステンレスフロアで雰囲気を底上げしているのもポイントだ。
カーゴスペースサイドにエアサスユニットをディスプレイ。ホイールハウスにそってロゴが光るステンレスプレートもワンオフ製作。
両サイドにセットアップされたステーにベッドパネルをおけば車中泊仕様にもできる。高さ調整機能も備えている。
所属するロードバイクのチームは「Equipe Bevitori」。訳すと「大酒呑み達」とのこと。チームカラーのグリーンをハイエースに差し色として取り込んでいるのもポイントだ。
イタリアの有名ブランド「ピナレロ」のドグマというモデルのロードバイク。フレームだけで何十万! 各パーツを揃えて3ケタ万円という高級モデル。
稲葉さんと二人三脚でこのハイエースを仕上げてた「キッツレーシング」の石原代表。数多くのカスタムハイエースを世に送り出してきたベテランで、様々なアイデアでハイエースライフをサポートしてくれる。
( スタイルRV Vol.132 トヨタ ハイエース No.27 )