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単に落として、はいオシマイ・・・・・・。なんてロワードは、見た目は良くても、クルマ本来の走りという意味では、まったく不十分。その状態で走っても乗り心地はお世辞にも快適とは言い難く、最悪の場合、クルマに深刻なダメージを与えるなど、相応の注意が必要だ。とくに相手はハイエース。ワゴンも含め、設計が基本商用車であるため、乗用車以上に追加ケアは欠かせない。玄武は、そんな+αのケアに有効な足と骨格矯正のエキスパート。ロワードで起こりえるデメリットを理論的に解消し、サス本来のパフォーマンスを引き出す補正&補強パーツを数多く手掛けているのだ。適時改良を行うなど、製品改善を怠らない姿勢も支持される理由。走りと乗り心地を変えるなら、玄武はマスト! これ常識!
ゲンブ・阿部さん
ハイエースのウィークポイントである「足」をスープアップするアイテムを数多く開発してるゲンブ。スペシャリストである阿部さんにおすすめステップアップを聞いてみた。
ストッパーシリーズ
■価格:4200円~
突き上げ軽減&ストローク制御1 バンプストップ系パーツ玄武の鉄板中の鉄板であり、ロワード車に欠かせないバンプストップ系は、走行時の路面の衝撃を受けた際に、ボディやサスが直接干渉しないようにする緩衝材。隙間が適正ではじめて意味をなすもので、車高が変われば関係性は崩れる。場所により厚み(高さ)と硬度を変えつつ、タッチするまでの時間と、タッチ後の感触を適正化する必要があるのだ。乗り心地に多大な影響を及ぼす。
リア用は、左右輪をつなぐホーシングからの干渉を避けるためボディ側に。純正「厚」→「薄」に。
フロント用は2箇所あり、写真のロアアーム側は薄く。一方のアッパーアーム側は逆に厚くする。
アジャスタブルスタビリンク
■価格:1万9000円
スタビ本来の機能を維持する
左右フロントサスを連結するスタビライザーは、コーナリング中の車体の姿勢変化を抑えつつ、路面とタイヤの接地性を高める重要なパーツだが、このセッティングも純正車高がベース。車高が変われば適正値は当然狂う。つまり目的が果たせなくなる。スタビとサスをつなぐ連結具である、リンクの長さを変えて位置関係を改善させる必要があるのだが、それができるのが調整式のこのアジャスタブルスタビリンク。
玄武製は2.5〜4インチダウン対応。業界初の鍛造ケースだけでなく、ブッシュにもこだわった。
RCジョイント
■価格:3万9000円
バンブアジャストタイロットエンド
■価格:2万4000円
乗り心地改善と運動性能向上
車高を落とすほど悪化し、操舵性や安定性に悪影響を与えるロアアームとナックルをつなぐジョイントと、ステアリングの操舵角をタイヤに伝えるタイロッドの角度も玄武製品で補正可能。ともに定番だが、前者のオリジナルジョイントは昨秋改良し正常進化。これまで補正しきれなかった、タイヤの前方ズレという弊害を、ジョイントの機能性をフルに発揮させつつ解消できるようになった。
車高ダウンで悪影響が出る直進性や旋回性の改善は、持ち上がってしまったタイロッドの末端部(エンド)のパーツ交換で確実に補正できる。
新型RCジョイントは、タイヤズレだけでなく、キャンバー&キャスター角も予め補正。とくに後者は、難しかった太いダンパーも履きやすく!
バンプストロークの制御&自分好みの乗り味に
クラウドウォーカー・パフォーマンスダンパープロ
■価格:13万8000円
標準とワイドボディの、各特性にあわせて減衰力特性を煮詰めたオリジナルダンパー。判りやすい減衰調整ダイヤルも好評。2〜4インチダウンの「プロ」のほか、〜2インチ用のベーシックタイプもあり。
リアルフォース・チューンドトーションバー
■価格:3万6000円
見過ごされるケースが多いトーションバーもオリジナルで開発。ローダウンにあわせて悪化するネジレ不足を、駆動別に3種類のレートを用意して改善。製造をバネ製造の名門、中央発條が担当。
剛性&フットワーク性UP で走りを強化
ハイエースはドア数が多くガラスエリアも広いなど、ボディ剛性が絶対的に弱い。貧弱な骨格は、サスペンション本来の機能を発揮させる意味でも大きな弱点で、ハンドリングだけでなく乗り心地への影響を与えるため、ぜひ補強したい。玄武にはボディ底を中心に、フロント側からリア側まで広範囲に補強できる専用パーツが複数あり、純正にある穴を利用して無加工で固定できる。
ゲンブ・フレームサポートシリーズ
■価格:1万6000円~
リアのローダウンに欠かせないブロックも、玄武製はひと味もふた味も違う。落ち幅だけでなく、強度、軽さを追究。Uボルトとの完璧なフィッティングを追究すべく、ナットをも専用で設計。車軸の横ズレ、前ズレなどの補正機能もあるなど、他社にはない構造面のメリットも大。
ハイトダウンブロック
■価格:2万円~
■価格:2万9000円
3、3.5、4インチから選べるブロック。純正リーフとのマッチングも最適化と、ハードダウンでも安心。
地上高をかせぐため、底部のブラケットも強度を維持しつつ薄く設計するなど、本気で落とせる構造に。
ブラケットとUボルトを固定するナットは、リーフを確実に中央配置できる機能派。全長も純正比1.5倍。
チューンドスタビライザー
■価格:4万6000円~
標準、ワイド、2WD、4WDと、対象車の特性にあわせて、純正よりも20〜50% 増しにセッティング。取り付け穴を2箇所設けた、業界初採用となるセレクティブレートを2WD 用で標準化。より確実に機能を発揮させる、強化ブッシュも付属する。
スキッドアングルアジャスター
■価格:2万8000円
リーフを固定するリア側にある、シャックルの交換パーツ。妥協するケースが多いリーフの乗り心地を確実に改善させる魔法のパーツで、純正よりも全長を延ばすことで位置関係を適正化。サスの追従性を高め、不快な突き上げ感を減らす。
ソリッドステアリングシャフト
■価格:1万4000円
ステアリングのレスポンスがシャープになるなど、フィーリングが確実に変わるとして評判のオリジナルシャフト。ステアリング修正が確実に減るため、ドライバーへの疲労も確実に減る。1BOXカーに欠かせないアイテムのひとつ。
サスペンションブッシュ
■価格:6800円~
アームやボディの連結部にあるブッシュは、サスの“軟骨”パーツ。可動部分が路面から受ける衝撃を和らげる緩衝材だが、使い続けるうちに確実に劣化する消耗品だ。玄武では、そんなブッシュの強化モデルのバリエーションも業界随一。
(スタイルRV Vol.130 トヨタ・ハイエース No.26 2018年4月)