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ヘッドレストが無かったり、取り外した状態で車検に持ち込むと車検はパスしません。
これは道路交通法でも定められています。
このため運転席、助手席のヘッドレストがない状態では車検にはパスしないのです。
但し、後部座席のヘッドレストのみを取り外している場合であればパスします。
また、ヘッドレストが装着されていても、振動や衝撃などで容易に外れてしまったりするようなモノではNGとなります。
ヘッドレストは事故の場合に頭が大きく振られたり、その反動や衝撃を抑制するために重要な役割を果たします。
事故でよくありがちな追突事故でのムチウチのような症状もヘッドレストの有無によってその度合いは大きく変わってきます。
多くの場合高さ調節や角度調節の機能がついていると思いますが、これも自分の頭の位置にあわせて正しく使用しているかどうかによってもその度合いは変わってきます。
ヘッドレストの高さは、ヘッドレストの中心が耳の辺りにくる位の高さにあわせるのがベスト。
高さ調節の方法が不明という場合は、取り扱い説明を見ると記載されていることが多いので確認してみましょう。
最近ではシートカバーを装着したときにヘッドレストにも同じようにカバーを装着するケースもあります。
多くのシートカバーメーカーのものの場合、これらのカバーは特に車検には問題はない。
但しカバーをつける際にあるプラスティックの止め具などがプラプラしていたり取り付けが不十分な場合は、指摘を受けかねないのでキチンと装着しましょう。
ヘッドレストは頭を守る重要なパーツ。
クルマによってはシートアレンジなどでヘッドレストを外すこともあるかもしれませんが、実際に走行する時にはキチンと装着した状態で万が一に備えておきたいですね。
ヘッドレストのレストの意味は、ヘッド(頭)をレスト(休める)ものではなく、レストレイント略。
レストレイントは拘束、抑制という意味で、事故にあった際などに大きく動こうとする頭と首の動きを規制し抑えるという意味の言葉です。
ただの枕のようなものではないので、使い方を間違えず、事故などから体を守ってくれるものとして、きちんとセットしましょう。
(フジモン)