- 週間ランキング
[アクシススタイリング]
男は黙ってローダウン! と言いつつも、黙ってはいられないのが、それに付き合わされる後部座席の家族やゲスト達。いくら見た目がカッコ良いクルマでも、乗るたびにゴツゴツとした突き上げ&振動の連続では、週末の長距離ドライブなんて気分には到底なれないモノ。
そんな中、乗り心地の良い車高調としての評判が口コミでジワジワと広まり、某大手ポータルサイトにおいても上位をキープし続けているのが、アクシススタイリングのパーフェクトダンパーだ。
本体の構造は今やスタンダードとされている全長調整式で、スプリングは前後ともバリアブルピッチを採用。取材車両は21インチサイズのホイール+ロープロファイルタイヤという組み合わせ。走行インプレッションはあえて着座位置がリアアクスル真上の3列目で行ったが、段差通過時の挙動には角の取れたしなやかさを実感。ロールを適度に抑えつつ、ストローク量がしっかり確保されたセッティングも、「パーフェクト」の名にふさわしいものだ。
出荷時はノーマル比45mmダウンの車高に設定。こちらはそのポン付け例。フェンダー内の隙間が絶妙なバランスで消されている。
フロントはガス圧の制御をより緻密に行うために複筒式を採用。これに対しリア側は安定した減衰力の維持や剛性といった面から単筒式構造が用いられている。スプリングレートを標準のFF車と4WD車で変えているのもこだわりのポイント。
FRONT
REAR
Specification
※純正アッパーマウント付きモデル=+1万5000円
ユーザーから寄せられる声をフィードバックし改良、テストを常に継続。現在の名称はパーフェクトダンパー「Ⅲ」となっている。
スプリングシートの固着やケースの腐食を防ぐ、特殊メッキコーティング処理が行われた本体部分。
ローレット加工が施された減衰力調整のダイヤル部。出荷時の設定は15段階調整の13段戻しが基準。
質感の高いカラーリング。対応車種はハイブリッド、4WDを含むアルファード/ヴェルファイア全車。
標準キットはアッパーマウント無し(純正を付け替え)だが、ポン付け可能なアッパー付き設定もアリ。
(スタイルワゴン18年9月号)