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エアロパーツのみならず、多種多彩なパーツが出揃い本格的な盛り上がりを見せ始めているC-HRカスタム。今回は国産シーン初参入となるフェアリーデザインの最新作をレポート。
ポルシェをはじめとする高級輸入車チャンネルを対象に据えた旺盛な創作活動で知られる京都発のエアロブランド、それがフェアリーデザイン。
そんな鬼才が人気沸騰中のC-HRのボディキットを引っ提げ、満を持して国産シーンへと進出してきた。このブランドが掲げるコンセプトは「クルマ本来の美しさを引き出すミニマルな造形操作を心掛けつつ、東洋における古典哲学を投影すること」。要するに理想を押しつけがちなバタ臭い欧米流儀ではなく、純正デザインに違和感なく溶け込むナチュラルなフォルムづくりを追求しているワケ。
実際、この〝フェアリー・アルマC-HR〟はデザイン的な破綻もなく、前後ハーフスポイラー、ステップ、バーフェン、フロントマーカー、エキゾーストエンドからなるスタイリングは、次世型SUVの洗練されたスタイルへと見事に昇華させている。国産処女作にしてこの完成度、さすがは輸入車で鍛えただけはある。
純正オプションといわれても気づかないほど、ナチュラルに溶け込むフェアリー・アルマ魅惑のエアロキット。
一般ユーザーにより近い仕上げゆえに、余計に巧みな造形アプローチが際立つ印象。処女作とは思えない完成度。今回はラッピング仕様でカスタム感を強調したシルバーボディと、エアロラインがはっきりと分かるブルーボディ、2台のデモカーを製作した。
純正バンパーのセンターグリル下を走るラインと呼応するフロントハーフスポイラー。無理のない展開ぶりはさすがといっていい。
丸味を帯びつつも、やはりゴツい印象でまとめられた前後オーバーフェンダー。ボディデザインとも相性が良く、違和感はない。
アグレッシブなスタイルを最強調するリアハーフスポイラー。分厚くない分だけ意外とスッキリと映るのがポイントかも。
ロティの18インチとジオランダー・オールテレーンという精悍な組み合わせ方がセンスあり。アーバンスタイルを気取るなら◎。
ゴーグル状のエンドビューが斬新な印象を醸すエキゾーストエンド。アイキャッチ効果も高く、個性化を大きく促す。
純正ライクな装着感が味わえるフロントマーカー。シャープな造形が、C-HRのマッシブな表情をさりげなく助長する。
薄めのハーフスポイラー形状ながら、塗り分け効果も相まって、じつにエッジな表情を演出。装着効果は非常に高い。
ボリューミーなサイドステップの造形がボトムにどっしりとした安定感をプラス。コンパクトSUVとは思えない迫力だ。
SPECIFICATION | |
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■フロントハーフスポイラー | 12万円 |
■フロントマーカー | 3万5000円 |
■サイドステップ | 4万円 |
■オーバーフェンダー | 20万円 |
■リアハーフスポイラー+エキゾーストエンド | 12万円 |
【シルバー】 | |
■ホイール/ Rotiform・Monoblock KPS(18×9.5+25) | |
■タイヤ/ヨコハマ・ジオランダーA/T(235/55-18) | |
【ブルー】 | |
■ホイール/ FUEL・Triton-D581(20×9.0+1) | |
■タイヤ/ヨコハマ・アドバン(235/55-18) |
(スタイルワゴン 2018年04月号)