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今やクルマのパーツ製作にもITが導入される時代。ここでは最先端の技術を用いたエアロパーツの製法について紹介しよう。
少し前までエアロパーツを作る場合、デザイン画を描く→粘土などで原型製作→マスター型製作→抜き型製作→製品化という工程が基本だった。それがデザイン画の段階で、コンピューターで立体的にデザインする3Dキャドが導入され、そのデータ(NCデータ)を元に機械でマスター型を作る工程に変化。さらに最先端では3Dキャド→3Dプリンターで出力(製品完成)できるため、機械さえあれば完全自社製作できる時代になっている。
ここで紹介するエムズスピードのエアロパーツは自社の3Dプリンターで出力したもの。複雑なラインのパーツやフィッティング精度の高さは既存の製法より3Dプリンター出力が優れているそうだが、大量生産には向いていないため、ワンオフなどいわゆるエアロのオンデマンド製作には向いているようだ。
3Dプリンターで出力できるサイズには限界がありエアロなど大きいパーツは分割出力し後で接続する。
SPECIFICATION||
|:———–|:———–|
|フロントハーフスポイラー |17万8000円|
|サイドステップ |24万8000円|
|リアアンダースポイラー |18万8000円|
|リアウイング |11万8000円|
|フェンダーダクト |10万8000円|
|LEDバックフォグランプ |2万5000円|
1 コンピューターを使って立体的にデザインできる3Dキャドを使用してパーツをデザインする
2 3Dキャドのデータを元に3Dプリンターで出力(製品化)。材質はABSと同等の樹脂
3 穴の開いたパーツや複雑なラインのパーツなど従来の製法だと2型必要だったのが、3Dプリンターだと1発で出力できるのがスゴイ
車種別専用
8インチ/9インチ
ナビフェイスパネルキット
従来なら後付けしていたようなパネル裏の純正と同じツメも3Dプリンターなら1工程で完成する。
SPECIFICATION
価格:ナビフェイスパネルキット 4万円〜5万円
適合:ランドクルーザー、シエンタ他、各種あり
(スタイルワゴン2018年3月号)