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手元のユニットで自在に車高をコントロールすることが可能なエアサス。これがあれば接地寸前の低車高も思いのまま。走る時は簡単にリフトアップできるので段差もヘッチャラだし、お気に入りのエアロパーツを擦ってしまう心配もない。
まさにドレスアップ好きには見逃せないアイテムだけど、車高調などと比べるとメカニズムが複雑なだけに導入までのプロセスはもちろん、メンテナンスも大変なのでは思っているひとは意外に少なくない。
しかし、それは大きな勘違い。イマドキのエアサスは、車種別専用キットとなっており取り付けも簡単。構造がシンプルで部品点数も少なくなっているため、昔はチラホラ見受けられたエア漏れのトラブルも皆無。気軽に導入できて、ほとんどメンテナンスフリーで使用できるシステムへと進化してきている。
ただしエアタンク内に水分が貯まるとサビが発生。これがホースを伝わりエアサス制御ユニットや電磁弁に回るとトラブルの原因になるので、タンクの水抜き作業(←といっても、コックを捻るだけの手軽さ!)だけは必須といえる。理想をいえば月1ペースで実施したいそうだ。
昔のエアサスは鉄の部品が多くさび付くトラブルもありましたが、今はステンレス製のタンクなどが採用されており安心して使用できます。ただタンク内に水が溜まるとコンプレッサーや電磁弁などの作動不良に繋がる恐れがあるので水抜きはお忘れなく。また夏場の連続使用は避けてください。コンプレッサーが熱を持って作動しなくなることがありますから。もしそうなっても、少し待って冷やせば復活することが多いので焦らないでくださいね。
エアタンクにホースを繋げば、コンプレッサー代わりになる! 空気を入れたい時やエアツールを使いたい時などに便利。エアガンを繋げば、イベント会場での洗車にもお役立ちなのだ。
ジャッツのエアフォースをはじめ、ソックス形とも呼ばれるスリーブタイプのエアサスは、駐車時は車高を上げておくのが基本。これはクセがつかないようエアバック(ソックス)を伸ばしておきたいからだ。
鉄タンク&ホースのエアサスもある。こちらは格安だがトラブルのリスクは高まる。最近は減ったが、ホースの継ぎ目からのエア漏れにも注意したい。
ホースはしっかりと車体側に固定して、足まわりやブレーキと干渉しないように注意すること。プラプラとぶら下がっているなんて状態はもってのほか。
これはエアサスに限ったことではないが、積雪地帯で使用する際は、融雪剤によるサビの発生にも気を付けたい。雪道を走った後は洗浄するのがベストだ。
キットには強度検討書が付属されており、陸運局に車両を持ち込んで公認を取得すれば、車検の心配は一切なし。自分でやるのが不安なひとは、ジャッツにその手続き(記載変更)を依頼することも可能。だから安心して取り付けできる。