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これからはドライブする機会が増えてくる季節ですね。ドライブ中のトラブルなんて自分の身には降りかからないなんて思ってしまいがちです。しかし、これがちゃんとしていないとせっかく楽しいドライブなのに、トラブルで台無しなんてことになりかねないんですよ。とくに油断されがちなのが「タイヤのトラブル」なんですね。クルマって後にも先にもタイヤがないと意味のない乗り物です。どんな高級車でもスーパーカーでもタイヤがなければただの箱になってしまいます。それだけ重要ってことなんです。それにもかかわらず、ロードサービスなどの救援出動件数ではタイヤ関連のトラブルが上位を占めるといいます。自分のクルマがトラブルにならないために大切なのは日頃の点検ですよ。
トラブルを防ぐためにはとにかく定期的にチェックすることが大切です。とはいえ、どこをどうやってチェックしていいかわからないですよね。そこで今回はタイヤ&ホイールの専門店「フジ」にタイヤのチェック方法を聞いてみましたので参考にしてみてくださいね。
チェックの基本中の基本は「目視」です。とにかくタイヤをいつも見ているだけで、異常に気がつくことができるというわけです。「あれ?なんか昨日と違うなー?」なんて感じたらそれはトラブルの合図なんです。クルマに乗り込む前に軽く4本のタイヤの状況を見てまわるだけでもだいぶ違いますよ。とはいえ、漠然とみるだけでは異常もわかりにくいので、押さえておきたいポイントはコチラになります。
1:タイヤの溝をチェック
2:異物をチェック
3:キズやヒビ割れをチェック
タイヤの表面はゴムでできていますが、とても複雑な形状をしています。そこでみてもらいたいのは溝部分です。タイヤによって異なりますが、縦に太い溝が2本から4本あるのが一般的となっていて、タイヤが減ってその溝の深さが「1.6mm」以下になるとかなり危険です。むしろ1.6mm以下の溝しかないタイヤを使用するのは法律で禁止されているので絶対に走行してはいけません。また、タイヤの溝は排水機能もあるので雨で濡れた道路を走るときの性能が全然変わってきてしまいます。
ちなみに1.6mm以下になるとタイヤのスリップサインとよばれる部分が露出してきます。溝の一部に凸部分が設けてあり、ここがタイヤの表面にでてきている場合は絶対に使用してはいけません。
こちらの写真は新品タイヤとの比較です。タイヤは徐々に減っていくので、気がつきにくいかもしれませんが、比べてみると一目瞭然ですね。チェックするたびに写真を撮っておいて比べてみるのもオススメですよ。
そして、溝や表面に異物がないかチェックしましょう。道路には様々なゴミが落ちていて、タイヤはそこを超高速で転がって走っているわけです。となると、色んなモノが刺さったり挟まったりするんですね。表面はもちろん、側面も気をつけてチェックしましょう。
あとは、「偏摩耗(へんまもう)」といって、タイヤの片側だけ減っているとか、一部分だけ異常に減っているとか、変な摩耗をしていたらタイヤだけではなくクルマ自体に異常がある可能性があるので、すぐにディーラーや専門店でチェックしてもらいましょう。
こちらはタイヤ側面の写真ですが、オゾンクラックと呼ばれるひび割れです。オゾンクラックとは紫外線によってタイヤの表面が劣化してしまう現象なんですね。タイヤのゴムは紫外線にとても弱いので、新品のタイヤを買ったばかりなのにつねに紫外線にさらされている状況だとすぐにオゾンクラックが発生してしまう可能性があります。もちろんタイヤ自体に紫外線対策が施されてはいますが、空気圧の過不足だったり保管状況などによってオゾンクラックの進行が早まってしまうんですね。ひび割れの程度の差は色々ありますが、上の写真のような状態をみつけたら販売店に相談してみましょう。
クルマはタイヤがないと走れませんがタイヤは空気が入っていないと転がりません。それも適正値でないとトラブルの原因になってしまうんですね。空気が少ないとタイヤがたわんだ状態になってしまい、ホイールからはずれてしまったり偏摩耗をおこしてしまいます。逆に空気が多すぎるとタイヤがパンパンな状態になってしまい、衝撃を吸収できずに損傷してしまうことがあります。タイヤの空気は意外と早く抜けてしまうので、こまめにチェックしておくことをオススメしますよ。ちなみに空気圧はタイヤが冷えている状態で計測しましょう。走行後すぐなどはタイヤが発熱をして空気圧が高くなっていますので、正確な適正値を測ることができなくなってしまいます。
意外と見過ごされがちなのが、タイヤをとめているナットです。じつはこのナットを締める力(トルク)にも適正値があるんですね。力いっぱい締めればいいというものではないんです。もし適正値より弱く締めていると、ナットが緩んでタイヤがはずれてしまいますが、逆に締めすぎるとナットをとめているボルトが折れてタイヤがはずれてしまうということになりかねないんですね。このナットの締め付け具合をチェックするには、「トルクレンチ」という特殊な工具が必要となってくるので、専門店などにおまかせするのがベストでしょう。ナットは一度締めればOKではなく、走行によって緩んでくる可能性があるので定期的にチェックしましょう。

いかがでしたでしょうか?タイヤの点検のポイントはわかっていただけたかと思いますが、空気圧やナットの締め付けなど、専用工具が必要な部分もあります。そこでタイヤ&ホイールの専門店「フジ」では、お店でタイヤの無料点検サービスをおこなっているので、利用しない手はありません。ドライブに行く前の点検や行った後に異常はないかの確認、タイヤに不安を感じたときの相談など、気軽に利用できるので近くの店舗にいってみましょう。タイヤの在庫も豊富に揃えているので、もし交換が必要な場合でもすぐに対応してもらえますよ。
■フジ・店舗検索
https://www.fujicorporation.com/shop/sc/shop/index.html

またフジでは期間限定のフェアを頻繁に開催しているので、ホームページをチェックしておくことがオススメです。通販でタイヤを購入することも可能ですよ。
■フジコーポレーション・ネットショッピング
https://www.fujicorporation.com