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朝に給油するのが得という理由はガソリンの体膨張率にある。
インターネット上などでも朝給油すると得という理由に挙げられているのはガソリンの体膨張率。
実際にガソリンの体膨張率は0.00135と言われている。
物質の増加体積は、「元の体積×温度差×体膨張率」となるので体積で考えると、朝気温が10度のときに50Lのガソリンを入れ、昼間の温度が20度の場合、「50×10×0.00135」となり0.675となり、0.675Lが増えたことになる。
厳密に言えば気圧なども関係してくるので給油地点の標高なども影響するのだろうが、体膨張率の計算だけでも温度の低い状態で給油するほうが得なことは分かる。
朝給油するのが得といわれる理由は体膨張率にあるというのは分かったが、これに対しては様々な意見があるのも事実、例えば実際にはガソリンの貯蔵は地下でおこなわれており、地上の気温と違い温度上昇の変化があまりないので、実際にはそんなに変わらないというような意見であったり、ガソリン給油機自体に補正機能がついているのでそんなに差が出ないなどの意見などもある。
実際のところ私の調べられる範囲では地下の貯蔵庫の温度変化や、ガソリン給油機の機能についてまでは調べることが出来なかったので、この点についてははっきりとさせることは出来ないが、確かにそういった意見も理屈は通っている。
朝に給油が得という理由がガソリンの体膨張率なのであれば、温度が上昇した時にガソリンを消費するのが得ということ。例えば朝給油しても、昼のほうが気温が下がったり、給油地点より寒い場所に向かってドライブするとその効果はほとんど無いともいえる。
給油を別として考えると、できるだけ暖かい時に出かける方が燃費が良くなるということになる。
実際に冬より夏のほうが燃費が良くなる傾向でもあるので、暖かくなったら出かけるというのがいいのかもしれない。
春はすぐそこですね。
※文中データはフジモン調べ