サスペンション交換だけでどれくらいの感動が得られるのか？　30系トヨタ・アルファードでKW（カーヴェー）を味わう【後編】

欧州仕込みのサスペンションブランド
『KW（カーヴェー）』を30系トヨタ・アルファードで実体験【前編】

欧州仕込みの乗り味は
トヨタ・アルファードを別次元へ昇華させる

さて、今回はKW・バージョン3をフルノーマルのアルファードへマッチング。タイヤ&ホイール交換による変化の影響を受けることなく、サスペンション交換の効果だけを純粋に見極めるのが狙いだ。

「交換後に一般道で即感じたのは、波打つような乗り心地が解消されているのに硬さを感じない部分でした。また、高速走行時に不満だった横揺れやふらつきも解消され、コーナーでも不安を感じることはまったくありません。走行姿勢が安定したことで2&3列目の乗り心地も良くなって、子供は車酔いすることなく熟睡していましたね」とは、取材に協力してくれた有村さん。

もちろん、好みや乗車人数にあわせた微調整はバージョン3の本領発揮となる部分であり、ダイヤル調整一つで簡単におこなえる。

ギャップで硬さを感じるなら前後の縮み側をソフトに、ブレーキング時にリアが浮くように感じるならリアの伸び側をハードに、といったセットアップを施していけば、一層満足度の高い乗り味となるだろう。

OWNER’S VOICE

ドライバーだけでなく
同乗の家族も満たす乗り味良さ
「ドライバー目線だとドライビングの楽しくなるフットワークを求めますが、ミニバンですから同乗する家族の快適さだって必要です。ノーマルは動きの大きさが不満でしたけど、バージョン3は優れた走行性とともに同乗者が快適に過ごせる空間を実現してくれました。車高調として少々高めの価格ですけど、価格以上の価値が得られて大満足です」

ノーマル車高

KW バージョン3装着

ノーマル車高

ノーマル_フロント大きくストロークさせることで衝撃吸収性へと変えていくノーマルは、ロードクリアランスを確保した腰高車高も絡んで走りに不安定さを強く感じやすい。連続したギャップで大きくうねるような動きは同乗者も不快なのだ。

取り付けはKWの日本ブランチで実施

今回の取材&取付はKW日本ブランチを併設する橋本コーポレーション・タイヤショップ五条春日店で実施。30アルヴェルへのバージョン3装着作業は約5時間前後となり、技術料はアライメント含めて6万6000円だ。KWスペシャリストのセットアップで快適フットワークを実現しよう。

ゴムマウントの快適性と静粛性を継続すべく、バージョン3は純正アッパー流用で設計されている。そのため、インストール時は組み替え作業が必要だ。

KWに精通する熟練スタッフにより、アッパー側の作業スペースが限られた30アルファードでもスピーディかつ正確にバージョン3のインストールが進められていく。

前後ダンパーとも車高調整範囲に合わせてショート化されている。フロントは堅牢なステン、リアは軽量なアルミを採用。

車高を落とすことによって前後ともトーアウトとなるため、バージョン3本来の乗り味を発揮させるためにインストール後のアライメント調整はマストだ。

【SHOP INFORMATION】
橋本コーポレーション・タイヤショップ五条春日店
住所：京都府京都市右京区西院寿町13
電話：075-322-0310
営業時間／10:00〜19:00
定休日／日曜・祝日
http://tireshop.h-c.co.jp

［スタイルワゴン・ドレスアップナビ］

情報提供元：ドレナビ

記事名：「サスペンション交換だけでどれくらいの感動が得られるのか？　30系トヨタ・アルファードでKW（カーヴェー）を味わう【後編】｜足回りカスタム」