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最近のトヨタの新車に搭載されているカーAVは、モニターとラジオなどの機能しか持たないディスプレイオーディオと呼ばれるもの。
アル&ヴェルも2019年12月の一部改良モデルから、一部グレードを除きこのディスプレイオーディオにチェンジ。
一体ディスプレイオーディオとはどんなもので、何ができるのか、もっと便利に使う方法はあるのか…まで、徹底的に解説してみたい。
2019年9月に登場したカローラを皮切りに、一部改良後のアル&ヴェルを含め、トヨタのモデルチェンジ車や新型車に標準装備されているカーオーディオがディスプレイオーディオ(DA)と呼ばれるもの。
その名称からディスプレイ装備のAVシステムかと思いがちだが、DA単体ではAM/FMラジオ機能と交通情報、バックカメラの映像表示程度しかできない。
これまでなら当たり前だったナビ機能も、CD&DVD再生機能も備わっていないのだが、これは今や日常生活に欠かすことのできないスマホとの連携を前提に開発されたものだから。
スマホを接続すれば、カーナビもハンズフリー通話も、音楽も、はたまた動画もテクニックを使えば再生できる、最新のカーAV機器となっているのだ。
ただしカーナビなどのアプリ利用時は、スマホ利用時と同様にパケット通信料が発生することは知っておこう。
現状では、DA単体で使えるアプリが限られていること、スマホを使っていない人にとっては、オプションでナビやDVD機能などを追加する必要があるなど、まだまだ進化や改善が期待される発展途上のオーディオシステムといえるかもしれない。
従来のナビ機能に、ラジオ、テレビ、CD&DVD、USB、Bluetooth、スマホ連携機能などを装備し、さらにJBLスピーカー17個を搭載するT-Connect SDナビゲーションシステムは、エグゼクティブラウンジに標準装備。
それ以外のグレードもオプションで装着可能(65万6000円~)。
現在アル&ヴェルを購入すると、エグゼクティブラウンジを除く(エグゼクティブラウンジのみ約70万円のT-Connect SDナビが付く。
他グレードはオプション装備可)全グレードにDAが標準装備されている。
ではこのDAで何ができるのかを探ってみよう。
Miracast機能とはスマホのアンドロイド搭載機をDAに接続&連携する機能。
アンドロイド搭載機の一部機種に対応(iPhoneは不可)。
ただしテレビ視聴などは規制され表示不可。
USB入力機能が付いているので、USB機器に取り込んだ音楽や動画(対応フォーマットに限る)の再生が可能。
もちろんスマホやタブレットの充電もできる。
スマホをUSB接続またはBluetooth接続すれば、スマホ内の連絡先がDAに連携されるため、ハンズフリー通話やメッセ-ジの音声入力&送信も可能になる。
DAの9インチモニターは機能選択や曲表示以外に、唯一画像を映し出すのがバックモニター機能。
シフトをリバースに入れると後方画像が映し出される。
スタイルRV Vol.149 トヨタ アルファード & ヴェルファイア No.15 2020年12月26日発売号 より
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