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「日本一売れているクルマ」の座は、譲らない!
内外装のリフレッシュとボディカラーの見直し、新グレード追加のほか、CVT制御のアップデートや振動騒音性能の向上など、運転しやすさや快適性に関わる改良も行われている。
まず外観は、標準車では従来型でメッキ化されていたフロントグリル最上部がボディ同色となり、逆にボディ同色だったHマークの両側をメッキ仕上げに変更。スリットも1本から2本へと増やされている。バンパー開口部の横桟にも、クロームメッキが施された。カスタム車のほうが変更規模は大きく、標準車と同形状だったグリル下部の幅を広げ、バンパー開口部の両端にはメッキ加飾を施すことで、ワイドで低重心な印象を強めている。ナンバープレートの位置もバンパー中央に移されている。
内装面では、デザインに変更はなくカラーを刷新。標準車はアイボリー系だったダッシュボードの下半分をダークブラウン調に変更。グレー系だったメーターパネル下部もダークブラウンに統一され、色調の煩わしさがなくなった。
カスタム車は、ブロンズ塗装だった助手席側インパネ加飾やドアオーナメントパネルをツヤのあるマルチブラック塗装とし、シート中央にあったブロンズ加飾もブラックに統一され、より「黒さ感」が際立つようになった。
走行性能の面では、CVTの制御をアップデート。ブレーキペダルを踏むと、シフトダウンしたようにプーリー比をローレシオに振り、エンジンブレーキを効かせて減速を助ける“ブレーキ操作ステップダウンシフト制御”を導入している。
安全性の面では、ホンダセンシングの機能を向上。リアバンパーの超音波センサーを2個から4個へと増やし、障害物を検知して警報音を鳴らすパーキングセンサー機能を追加している。さらに、新型N-ONEで採用されたリアシートリマインダーを全車に標準装備。後席ドアの開閉履歴を記憶して、発進時に後席ドアが開閉された場合、降車時にエンジンを停止すると、後席に荷物がある可能性をメーター内に表示し、置き忘れ防止の注意喚起を行う。
快適性の面では、空調のフィルターにウィルス補修機能を持たせた「くるますく」をディーラーオプションで設定。利便性の面では、コンビニフック付きのシートバックテーブルが、福祉車両と「G」グレードを除いて標準装備となった(助手席スーパースライドシート車は右席側のみ)。
商品展開では「L」系グレードに“コーディネートスタイル”を新設定。2トーンのボディカラーに内外装の専用加飾や専用アルミホイールなど、「L」グレードをベースに上質感を高める仕様変更が行われている。
後方の安全装備を強化!
マイナーチェンジの注目ポイント
新グレード「コーディネートスタイル」
今回のビッグマイナーチェンジで、標準車/カスタムともに、N-BOXの世界観の幅を広げる「コーディネートスタイル」が設定された。標準車のコーディネートスタイルは、2トーンのボディカラーをブラウンのルーフで統一したり、ディッシュタイプのホイール、ダークブラウンの内装にブラウンの加飾などを採用している。カスタムのコーディネートスタイルでは、ダークメッキの加飾、カラークリア仕上げのアルミホイール、ホンダの軽自動車としては初採用のフル合皮のシートなどを採用している。
標準車はより親しみのある表情に
カスタムはより精悍フェイスに変身
N-BOXカスタム
N-BOX
標準車の内装色をダークブラウンに
カスタムはマルチブラック加飾を刷新
N-BOXカスタム
N-BOX
「使い勝手の良さに変わりなし!」
日本でいちばん売れているクルマ、N-BOXは使い勝手の良さに定評がある。センタータンク方式プラットフォームの採用により、ラゲッジスペースの床は低く、後席シートバックを前倒すれば座面はダイブダウンしてフラットでスクエアなラゲッジスペースが出現する。また、後席の座面を跳ね上げれば、ラゲッジスペースには積めないような背の高い荷物の積載も可能だ。そのほか、シートまわりにも豊富な収納スペースが用意されている。
スロープ付き福祉車両も新設定
エンジンも次世代仕様に進化
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