- 週間ランキング
前回記事では、菌やウイルス、臭いなど『空間』の汚れ対策について紹介したが、第3回は、見た目に分かる物理的な汚れを綺麗にするためのメニューを紹介します。
車内に乗り込む時はドアノブやシートやフロア、運転をしている時はステアリングやシフトノブ、エアコンやオーディオを操作する時は、そのスイッチ類やナビ画面など、車内で過ごす時には少なからずどこかに触る。その『触る』という行為が、車内が汚れていく一つの原因。
さらに、窓を開けて走っていれば、車外の砂も入り込んでくるし、そもそも何もしなくてもホコリが溜まってくるのは、家の中と同じだ。これらの物理的な汚れを掃除する方法は、まさに家の掃除と同じ。
『拭く』『吸う』という王道の手法で、掃除する場所によって洗車グッズを使い分けながら、掃除していく。車内には樹脂パーツ、ガラス、布生地、レザーと様々な素材が混在する。すべてを同じ方法で綺麗にしようとすると、パーツ自体にダメージを負う可能性もあるので、素材に合わせてしっかりと洗車グッズを使い分けることが大切だ。
拭く=まずは濡れ拭き、仕上げは乾拭き
拭き掃除の基本は濡らして固く絞ったマイクロファイバークロスを使うのが◯。大体の汚れはこれだけで落とせる。仕上げに乾いたクロスで拭いていけば水残りが原因の雑菌も予防できる。
吸う=フロアや狭い場所にお薦め
フロアやシート、ラゲッジに巻き込んだ砂汚れは掃除機で吸い取っていく。この際に繊維に絡んだり掃除機が届かない部分は、エアブローを組み合わせると効率よく掃除できる。
内窓清掃の専用グッズってある?
車内の水洗いってしていいの?
基本的にはNG。時々、シートのみを外して水洗いしていたり、なんてことも目にするけど、手動でリクライニングできるものはOK。電動パワーシートなど、センサーやモーターがシート内に組み込まれている場合は破損の原因になるから、掃除するなら専用クリーナーを使おう。
アウトドアで、フロアやラゲッジを汚さないためにできることは?
シートカバーってどう掃除すればいい?
高級本革を使用したシートカバーのメンテナンスの基本は水で濡らさないこと。皮のひび割れの原因になるからだ。専用クリーナーを使用してクロスで拭き掃除したり、頑固な汚れにはメラミンスポンジを活用すると良し。逆に合皮を使用しているモデルは水拭きしてもOK。
隙間に入った汚れやホコリがどうしても掃除できない、そんなシーンがあるはず。そんな時は、筆や刷毛を使いながら掃除すると簡単に汚れが取れる。イメージは掻き出すように。ホコリなら掃除機と一緒に、汚れはクリーナーと併用すればバッチリ攻略できる。
本革を使用している箇所には専用のクリーナーを使うべし。汚れを落とすだけでなく、保湿やコーティングといった作業も必要だからだ。このレザーファインならば、革製品をメンテナンスする上で必要な作業をこれ1つで全て行えるぞ。