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数年前からニッサンは海外市場で新型車を投入するも日本に導入されるクルマはわずかであった。
近年で言うと2018年は新型車ゼロ、2019年にやっとデイズが発売されてはいるが、合弁会社による新型車であるので、純粋にニッサンから発売されたとなるとゼロに等しい。
ニッサンのSUVラインアップは海外モデルも含めると9車種あるが、日本に導入されているクルマはエクストレイルのみ(ジュークは旧型になるのでノーカウント)。
これが日本市場を軽視していると言われ続けている所以でもある。
欧州では昨年、新型ジュークが発売された。
日本導入間近かと言われたが、結局未導入。
しかし、風向きは変わりつつある。
先日タイで発表されたキックス・e-POWERが間もなく日本でも発売されるのではないかと噂されている。
キックスはジュークとエクストレイルの間に位置するモデルで、ボディサイズはエクストレイルよりやや小柄。
日本車でライバルとなるのは、ちょうどボディサイズが同じくらいのホンダ・ヴェゼルあたりだろう。
パワートレーンは、ノートで爆発的なヒットを飛ばしている1.2Lエンジンのe-POWERを搭載することが濃厚だ。
タイ仕様キックスは最高出力129㎰/最大トルク260Nmで、日本仕様ノートの最高出力109㎰/最大トルク254Nmよりパワーアップしている。
ノートより車重が重いことは確実だから、日本に導入されるキックスにも同じパワートレーンを搭載してほしいところだ。
ニッサンSUV初のe-POWER搭載車となるキックス。
今年はニッサンの動向に注目していきたい。
パワートレーン
e-POWER 搭載車のノートとセレナにもガソリン車があるので、キックスにもガソリン車が用意されるはずだが、タイ仕様と同様にe-POWER搭載車のみになる可能性も拭えない。5月に発売されたタイ仕様は、最高出力129ps/最大トルク260Nmとなっている。
インパネ
カラフルな2トーンでコーディネイトされるインテリア。タイ仕様ではNISSANコネクトがApple CarPlayやAndroid Autoに対応している模様なので、日本でも同仕様であることを期待したい。インテリジェントアラウンドビューモニターやリアビューモニターも装備されるはずだ。
居住スペース
写真のように4名乗車時でもラゲッジに荷物をガッツリと積載できる居住性を備えているのはイイ。操作系のスイッチがセンターコンソールまわりに集約されているので、直感的に扱えそうだ。そして、7インチデジタルTFTディスプレイ内蔵メーターもぜひ導入してほしい!
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スタイルワゴン2020年7月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]