〈ブランド深掘り〉第5回 最終回 足＆ボディをトータルに攻略【tanabe＆SSR】

tanabe ＆ SSR／タナベ＆エスエスアール

足まわりのトータルメーカー 解体新書 連載第5回〈最終回〉

サスペンションからホイール、マフラーにボディ補強パーツまで。足に関わる用品をここまで幅広く展開しているメーカーは、世界でも稀な存在だ。そんなタナベはどう生まれ、成長してきたのか。そのモノ作りへのこだわり、信念に迫る。

足まわり&ボディの、トータルチューニング。



マフラーから補強パーツまで走りはすべてタナベでそろう。

タナベのシンボルは、乗り心地に優れたサスペンションと、高級３ピースのＳＳＲ。だが実はタナベはそれだけじゃない。走りに直結する要素のほぼすべてが、タナベならばそろうのだ。

例えばボディ補強パーツ。大きな開口部を持つヴェルファイアなどは、ボディ剛性を高めることでハンドリングやダイレクト感をアップすることができる。

また、スタビライザーを追加することで乗り心地に影響を与えることなくロールを抑えることができるので、よりサスペンションのポテンシャルを引き出すことができ、コーナリングなどでヨレが大きいミニバンやワゴン系の走りを一変させるには効果的。

パーツはすべてボルトオンで、そのバリエーション装着も多彩。

ここにサステックプロの車高調、ＳＳＲのホイールを合わせれば、すでに完成度は激高。自社生産製品でトータルチューン、こんなメーカー、他にはいない。

TOYOTA VELLFIRE



【DEMO CAR SPECIFICATION】

●WHEEL：エグゼキューターCV05

F：21×9.0+31（245/35-21）

R：21×9.5+30（245/35-21）

●SUSPENSION

サステックプロZT40

ローダウン量：F0～-80mm　R：-40～-65mm

ＺＴ40を装着し、フロント-65mm、リア-65mmのローダウンを実施したシルエットがコレ。車高調整幅の大きさも、ＺＴ40の特徴だ。

SUSTEC PRO ZT40／サステックプロZT40

FRONT



REAR

超低速域から減衰力を発揮、全速度域で安定した乗り心地を実現するツインバルブシステムを搭載。アルファード＆ヴェルファイア用はリアが別体式となる。

SUSTEC UNDER BRACE／サステック アンダーブレース

サスペンションの剛性を高めることでアライメント変化を抑制、ステアリングレスポンスとコーナリング性を向上。中空構造、見た目もクールだ。

スタイルワゴン2020年5月号より

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