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T.M.WORKS
元々は第2次世界大戦中に、戦闘機を空気の薄い超高高度で飛ばすための装置として実用化されたターボチャージャー。
近年は環境対策に合わせた自動車エンジンのダウンサイジング化の流れのなかで、限られた排気量で効率よくパワーを得るためのシステムとして多くの車種に採用されている。
ご存じの通りジムニーも、550ccのJA71から現行モデルのJB64まで一貫してターボエンジンを搭載。
そんなターボエンジンのもっとも手軽なチューニングとなっているのが、ブーストアップと呼ばれるターボ過給圧力を引き上げる手法だ。
そこで紹介したいのが、レースチップ。
ポルシェやBMW、VWなどインポートカーユーザーの間で定番となっている、ドイツ生まれのサブコンピュータなのだ。
装着はブーストセンサーの配線に割り込ませるだけの簡単取り付け。
JB64用には“RS”と“S”の2タイプが用意されていて、獲得パワーとトルクが異なる。
目的と予算に合わせて選択するといいだろう。
またブーストアップの効果をフルに獲得するために合わせて装着したいのが、強化タイプイグニッションコイルのハイパフォーマンスコイルだ。
純正品より2次電圧をアップさせることで、スパークプラグの点火力を向上させてくれるのだ。
性能の決め手となるイグニッションコイルは、品質の高い国産および欧州製を採用。
さらに全数チェックの品質管理体制により、安心して装着できるのがうれしい。
純正プラスαに設定された価格によるコストパフォーマンスの高さも、大きな魅力となっているのだ。
このほかにもTMワークスでは、さらにハイレベルな点火システムとしてVSDシリーズをラインアップしている。
またアウトドア派のジムニーオーナーには、夜間の山道に頻繁に出没する鹿対策の電子パーツとして開発された“鹿ソニック”もお勧めだ。
目的と好みで選べる2タイプ
過給圧を計測するセンサー配線に装着し、安心手軽にブーストアップが楽しめるレースチップ。
JB64用にはSとRSの2タイプをラインアップ。
Sは5段階、RSは6段階の微調整機能を装備する。
ブーストアップにより、Sでは13ps/16Nm、RSでは16ps/22Nmパワーとトルクがアップ。獲得数値の差は、搭載ECUの処理速度によるものだ。
●価格
RaceChip S:3万円〜(税別)
RaceChip RS:5万円〜(税別)
●仕様
最新型ARM社製Cortex M3プロセッサを装備
動作確認用LED装備
基板の腐食防止のためナノ防水皮膜処理
FCI自動車用防水コネクター採用
耐熱プラスチックケース採用
微調整マッチングによりマップの選択可能
点火チューンの入門にも最適
意外に見落とされがちだが、優れた点火はエンジン性能を左右する重要な要素。ハイパフォーマンスコイルは2次電圧の上昇で点火力をアップ。
全数チェックによる信頼性や純正同等の耐久性の高さも魅力だ。
レースチップのユニットはコンパクトだし、コイルは装着後ほとんど見えないので、ノーマル指向のユーザーも違和感はないはず。
アウトドア派の必須アイテム
いざ遭遇、接触となればタダではすまないのが鹿など野生動物との事故。それを未然に防ぐためのアイテムが鹿ソニックだ。
エンジン連動でスイッチオンすると、鹿のいやがる35パターンの高周波音を発生するというものだ。走行風で作動する鹿避け笛もラインアップ。
●価格;1万9000円(税別)
●仕様
人に聞こえない音でシカに警告
35パターンの音色で音慣れ防止
フロントグリル内に簡単取り付け
防水型スピーカー5機搭載
問:ティ・エム・ワークス
tel.0555-72-0546
URL:https://tmworks-web.jp
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より
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