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BLITZ
ストリート系の総合チューニングパーツメーカーとして、1980年の創業以来、一貫してクルマのポテンシャルアップを追求しているブリッツ。
意外なことにジムニー用パーツの開発はこのJB64用からだが、豊富なノウハウを生かして急ピッチでラインアップを拡充している。
もちろんターゲットとしているのは、ストリートでの快適さとスポーツ性能の高次元での両立だ。
今回まず注目したいのは、まさにブリッツの真骨頂ともいえるボルトオンターボシステム。
新開発の2940JMYー100Rは純正装着タービンとボルトオンで交換できるタイプで、その名の通り最大出力100psを狙える容量をもっている。
ボルトオンタービンはそのまま装着するだけでもパワー&トルクの向上が可能だが、さらなるパフォーマンスを獲得するにはブーストアップチューニングの組み合わせがお勧め。
そのために用意しているのが、電子パーツの“POWER CON(パワコン)”。
純正ソレノイドバルブを生かした手軽なパワーアップパーツで、純正タービンでもブーストアップでモアパワーを得ることができる。
デモ車にはスポーツタイプのエアクリーナーやマフラーも装着され、吸排気効率を向上させている。
パワーを支える足まわりは、車高調整式サスペンションキット「ダンパーZZ-R」を装着。
約30mmの程よいリフトアップ設定と前後32段の減衰力調整機構で、幅広い走行ステージに対応するのが大きな特徴となっている。
その走りは軽快そのもので、発進でアクセルを踏んだ瞬間から15psアップのパワーを実感。
ATとのマッチングもベストで、グイグイ上りのワインディングで加速してくれた。
今後スポーツECUが登場すれば、さらにパワーの向上が狙えるというから期待はますます高まる。
BOLT-ON TURBO SYSTEM
Power Con
パワコンは完全コネクターオンの設計で、電源など配線加工は不要。
車種別専用データなので複雑な設定もない。
「エコ」、「スポーツ」、「オート」の計20モードを手軽に設定できる進化型のスロットルコントローラーがスロコンだ。
限られたスペースで吸入面積を最大にできる円錐形のフィルターとカーボンシールドを採用したエアクリーナー。
ドレスアップ効果も抜群だ。
ブーストアップ+αのパワー獲得を目標に開発された、純正置き換えタイプのターボチャージャー2940JMY-100R。
専用サイズのコンプレッサー&タービンの採用で、高回転まで伸びのある出力特性を実現している。
グラフの通りタービンだけでも5.6ps/6.2Nmのパワー&トルクアップとなるが、パワコン(またはパワスロ)を併用すれば15.1ps/14.7Nmまでパワーアップが可能。
チューニングECUが開発されればさらに上も狙える?
ターボエンジン搭載車のコストパワーマンスに優れたチューニングメニューが、設定過給圧を高めるブーストアップ。
純正のブースト制御ソレノイドを活用し、ECUの制御範囲内でブーストアップを実現するのがパワコンだ。
純正タービン仕様のエンジンとパワコンの組み合わせでは、グラフの通りMT車、AT車とも約14psのパワーアップを確認。
とくに全域パワーバンドを維持できるATとのマッチングは目を見張るものがある。
NUR-SPEC Custom Edition
鏡面仕上げで美しい仕上がりと高い耐久性をもつ車検対応オールステンレスマフラー。
脱着式のテール構造により、ステンとチタン2タイプを自在に変更できる。
コストパフォーマンスの高さで評判のオリジナル車高調整式サスペンションダンパーZZ-R。
デモ車はリフトアップ量を前30mm、後25mmに設定。
バネレートはフロント2.3kg/mm、リヤ3kg/mm。
減衰力32段階調整式で細かく乗り心地を変更できる。
オンロードでのロール感抑制に効果的なローダウン仕様もラインアップしている。
走行中のボディの歪みを抑制する、高剛性アルミ中空シャフト採用の補強パーツ。
ブラック×レッドの精悍な仕上げでドレスアップ効果も高い。
企画部 守田幸信さん
これまでとはユーザー層が変化して、街乗り用に選ばれていることに注目してパーツ開発をスタート。
得意とするストリートカスタムで、快適さとスポーツ性能の高次元での両立を目指しています。
リフトアップ設定のサスは、ブリッツの歴史上初となるものです。
ブローオフバルブもリリースに向けて開発中なのでご期待ください。
問:ブリッツ
電話:0422-60-2277
URL:https://www.blitz.co.jp
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より
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