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カスタム誌を中心としたフリーランスの編集者兼ライターであり、自らの愛車もかなりのお金をつぎ込みカスタムを実践。ドレコンにも参加しちゃうほどカスタムライフを楽しでいる岩田直人氏、通称“岩田部屋”。2つのプロ目線を持った岩田氏にカスタムすることの魅力、楽しみをユーザーかつ編集者の目線で教えてもらう新連載【カスタムの何でも質問受付処“岩田部屋”】をスタートします! 今回は第10回目!
足まわりをローダウンしたら、その後のメンテナンスは必要なのか?
そりゃあもう「YES」ですね。ただ、どういう手法でローダウンしているかにもよります。
ダウンサスに関しては、組んだらそれで終わり。基本的にはメンテフリーです。ただ融雪剤が撒かれる豪雪地帯、潮風を浴びやすい海から近い場所など、使用環境によってはサビが発生する可能性もあります。だからこまめに下まわりを水洗いして、サビの発生を抑えることが大事です。
部品点数が多い車高調やエアサスは、マジでサビに気を付けたいですね。各メーカーも防錆性能には力を入れていますが、それでも環境によってサビが発生することもあります。
特に車高調は、車高を調整するためのシートがサビで固着してしまうとやっかい。レンチをシートに引っかけて回そうとしてもびくともしません。だから防錆スプレーを定期的に塗布するなど、サビ対策をお忘れなく。
エアサスに関しても車高調同様に本体のサビ対策が必要ですが、さらにエアサス特有のメンテナンスがあります。
空気の力で車高を上げ下げするのですが、空気に含まれる水分がタンクの中に溜まっていき、そのまま放置しているとエアサス本体などに水が回り込んで各部品がサビてしまう可能性があります。
だからタンクのドレンをひねって、こまめに水を抜いてあげましょう。「めんどくさ〜い」という人は、ほとんどのエアサスメーカーは水分を除去するフィルターをオプションで販売しているので、それを付けるのもアリですよ。
ダウンサスorアップサス
車高調
エアサス
岩田部屋 IWATA-BEYA
ドレスアップ系雑誌をメインに活躍する、フリーランスのエディター&ライター。そのかたわら自身もセダンをドレスアップしており、イベントにも参加している無類の改造車好き。座右の銘は、「車高と腰は常に低くあれ」。