連載【カスタムの何でも質問受付処“岩田部屋”】


カスタム誌を中心としたフリーランスの編集者兼ライターであり、自らの愛車もかなりのお金をつぎ込みカスタムを実践。ドレコンにも参加しちゃうほどカスタムライフを楽しでいる岩田直人氏、通称“岩田部屋”。2つのプロ目線を持った岩田氏にカスタムすることの魅力、楽しみをユーザーかつ編集者の目線で教えてもらう新連載【カスタムの何でも質問受付処“岩田部屋”】をスタートします! 今回は第7回目!


オールペイントっていくらかかる? 車検とかは問題ない?




クルマの雰囲気を変えたいなら、ボディを違う色で塗り替えてみる。いわゆるオールペイント(以下オールペン)に挑戦してみてはいかがでしょうか。


でも気になるのは、オールペンって一体いくらかかるのか。


お店によって異なりますが、もしメタリックやパールといった輝きを増す塗料が入っていない通称「ソリッドカラー」の場合は、軽自動車なら20万円〜、コンパクトカーなら25万円〜、ミニバンなら30万円〜が、平均的な相場と言われています。


ちなみにこの金額はボディ表面のみの塗装で、ドアの内側やボンネットの内側など見えないところは元の色のまま。完成度を高めたいならしっかり内側まで塗りたいところですが、その分金額は上乗せされます。


また仕上がりの良さを追求するなら、付いている部品はできるだけ外すのがベスト。しかし脱着する部品の点数が多く、外す手間がかかる部品が増えるほど金額が上がる傾向にあります。


そして使用する色によっても金額が変わります。


上記のようなソリッドはリーズナブルですが、パールやメタリックといった光輝系の色は少々高め。さらにキャンディやマジョーラなど、純正色ではない特殊な塗料を使うとさらに高額に。


ただ厳密に言うと、そもそも特殊な塗料自体が高いのもありますが、これらの塗料は塗り重ねる行程が増えてしまうので、ショップさんに支払う「手間賃」も含まれているのです。


車検に関しては、今のところ道路交通法では色に関する規定はないので、どんな色でも大丈夫。ただあまりにもド派手な色だと、お巡りさんをはじめいろいろな人に目を付けられるかも!?


こだわり派は前後のガラスまで外して塗装する人も。ただガラスの脱着は専門業者に依頼するケースが多く、その外注依頼分の工賃がプラスされることが多い。


下地にシルバーまたはゴールドを塗り、色が付いたクリア塗料を何回も塗り重ねるキャンディ塗装や、塗装が光に当たるとキラキラと輝くラメやフレークなどは、発色が良く、よりオリジナリティを出せるが、塗る工程が増える、塗料自体のコストが高いなどの理由で、その分塗装代が高くなる。


WRITER Profile


岩田部屋 IWATA-BEYA

ドレスアップ系雑誌をメインに活躍する、フリーランスのエディター&ライター。そのかたわら自身もセダンをドレスアップしており、イベントにも参加している無類の改造車好き。座右の銘は、「車高と腰は常に低くあれ」。



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 思い切ってボディ色変えちゃう!!【現役カスタム車乗りライターに聞く!!】#07 オールペイントっていくらかかる? 車検とかは問題ない?【カスタム何でも質問受付処“岩田部屋”】