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サスペンションメンバーとボディの間にブラケットを挟み、その分だけ(デモカーは4インチ)車高を上げるのがウォーカーサプライズ製リフトアップキットの仕組み。同時にエンジンやミッションのマウント位置も4インチダウンすることで純正の位置関係をキープ。ドライブシャフトにも負担は掛からずブーツが破れる心配もない。
キットの価格は前期用と同じく税別23万円の予定で、取り付け工賃込みだと税別35万円。これにKADDIS車高調やタイヤ&ホイール、オーバーフェンダーやアンダーガード等のエクステリア類も揃えていくと、予算は80〜100万円が目安になる。「安く抑えるならサスペンションは純正のままという手もありますが、走行安定性や乗りやすさを考えると車高調がオススメ。重心が高くともフラつかず、コーナーでも踏ん張ってくれます」。
深い満足感を得られるのはやっぱり5インチでしょう!
ロードハウス ゼネラルマネージャー高橋 肇 さん
純正より見通しの良さは格段に向上
5インチ+タイヤ外径分のアップでアイポイントはガラリと変化。「見通しが良く運転しやすい。渋滞時も楽になります」。ただし若干、乗り降りは大変になるので、サイドステップの導入をオススメしたい。
Point
□ 構造変更の届け出が必要になる
□ 大径タイヤで走破性能大幅アップ
□ 参考コストは35万円〜
リフトアップパーツ
KADDIS車高調ステージ3&Walker Supplys4inch Lift up KIT
ウォーカーサプライズ4インチリフトアップキット
KADDIS車高調 ステージ3 24万5000円(税別)
REAR
リアもスペーサー+車高調で5インチアップ。各メンバーにも4インチのブラケットを装着。いずれも強度や耐久性はテストされており、安全面も考慮されている。
FRONT
KADDIS車高調ステージ3で1インチアゲ。その上部に4インチのブラケットを挟んで計5インチアップとなる。車高調は全長調整式で、街乗りでは程良くソフトに、コーナーではロールを抑えて安定感のある走りを提供する。減衰力は15段階で調整可能。
オバフェン(F30・R20ミリ)装着が前提ながら、265/70R16を装着可能。これでさらに車高を35ミリアップできる計算。ホイールも8J+13とリムを深く取れる。
装着ホイール Blood stock One Piece 16×8J+13
装着タイヤ BF Goodrich ALL TERRAIN T/A KO2 265/70R16
ブラケット等で40ミリを越えるリフトアップは構造変更が必須。また5インチアゲクラスになると、フォグやバックランプの位置も要注意だ。具体的な基準は右表の通りで、「この基準から外れた場合、フォグやバックランプの移設をしなくてはいけません」。その他、リアバンパー下に突入防止装置を付けなくてはならなかったり、直前直左視界確保のために追加カメラが必要になるケースも。一般人では対処が難しいので、この辺はプロに任せよう。
□ フォグやバックランプの高さを保安基準内に収める
□ 直前直左視界を確保するため前方カメラを追加する
□ その他、リアに突入防止装置や直前直左対策が必要なことも
フォグランプの取り付け位置要件(高さ)
上端は800ミリ以下、下端は250ミリ以上
バックランプの取り付け位置要件(高さ)
上端は1200ミリ以下、下端は250ミリ以上
バンパー下にバックランプを移設した例
取材協力
ROADHOUSE ロードハウス
埼玉県越谷市東越谷3-5-8 ☎ 048-963-7600 http://www.roadhouse.co.jp
10時~19時 休 年中無休(夏期休暇・年末年始・イベント時を除く)
デリカパーフェクトブック 2019年11月11日発売号 より
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