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ただし、ドラレコ単体ではなく、レーダー探知機にドラレコの機能をプラスしたものだった。その後、ドラレコをOEM供給しながら知見を集め、2013年、自社ブランドとしてHDR‐101を発売したのを機にドラレコを拡充してきた。
そして2017年に発売した前後2カメラモデル第1弾・ZDR‐015は、当時、他社にはない存在として大ヒット。その後、国内のメーカーが次々と前後2カメラモデルを投入したことからも、ZDR‐015がドラレコ界に与えたトピックの大きさがうかがえる。
「タクシーや介護車両需要が多かったフロント+車内カメラという2カメラを採用したモデルは当時からありました。そこにラインアップの拡充をしていく中で発売したモデルがZDR‐015です。当時としては高価格だったのとリアカメラの接続で工賃がかかるので、正直ここまで売れるとは思ってませんでした」とコムテック・川崎さん。
そんな中、東名高速の事故が発生。フロントだけではなくリアも録りたいという需要が急速に拡大する中、ZDR‐015は前後2カメラの元祖として多くのユーザーの手に渡った。ドラレコのモデルサイクルは1年といわれる中、今なお人気ナンバーワンのロングセラーになっているのはご存知の通りだ。
後続車接近お知らせをドラレコとして初採用
一方、ZDR026は、ZDR‐015より1ランク上のモデルとして今月1月に発売。前後ともにWQHD(ワイドクワッドHD)・370万画素という記録画質や本体の小型化など、基本性能をブラッシュアップ。
また、前後カメラにソニーが開発したスタービスを採用するなど、ナイトシーンでの画質にもこだわった製品でもある。
「中でもZDR026の一番の特徴は、後続車の接近を通知してくれる機能を搭載したことです。あおり運転において、多くの場合、あおられる側にも原因があるとされています。例えば、追い越し車線をゆっくり走っていたり、頻繁にブレーキを踏んだり。後ろからクルマが来たことを教えてくれれば、スムーズに車線をゆずることができると思います」。
ちなみに、ドラレコとして初めてZDR026に搭載された後続車接近お知らせ機能は、社内のアイデアから採用が決まったもの。もちろん、お知らせしてくれるだけではなく、イベント録画するように設定できるので、万が一のときに役立つのは間違いない。
ドラレコ内蔵レーダー探知機、ZDR‐015の前後2カメラ、そしてZDR026の後続車接近お知らせ機能も含め、常に1歩先をいく製品を送り出しているのがコムテックのこだわり。他にはないものを作るために〝自分がユーザーだとして、どんな機能が欲しいか〟というアイデアを商品に注ぎ込む。コムテックの商品開発に対するスタンスが伝わる部分だ。
レーダー探知機のころから培ってきた技術力と柔軟な発想、そして価格。すべてがユーザーにとっていいバランスであること。それがコムテックが選ばれる理由なのかもしれない。
後続車の接近を検知する機能を採用!
【仕様】
画質(フロント):370万画素/画質(リア):370万画素/HDR&WDR/レンズ画角(フロント):水平113度、垂直60度、対角133度/レンズ画角(リア):水平113度、垂直60度、対角133度
価格:4万2800円
ベストバランスのロングセラー!!
【仕様】
画質(フロント):200万画素/画質(リア):200万画素/HDR&WDR/レンズ画角(フロント):水平115度、垂直58度、対角145度/レンズ画角(リア):水平112度、垂直84度、対角140度
価格:3万2800円
スタイルワゴン2019年11月号より
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