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R33スカイラインやランエボⅧなどを乗り継いできたA・Iさん。その車歴からも、WRX STIというのは自然な流れか。「R33のメンテナンスが結構大変でお金もかかっちゃうので、そろそろ乗り換えかなと。そんな時に前から注目していたクールがさいたま店をオープンして、家から近いというのもあって足を運びました。それからはとんとん拍子で。とはいえコンプリートカーのままだと個性が足りないかなと、イロイロ手を加えてオーダーしました」。
クールの新車コンプリートカーだと基本設定は車高調となっている。「車高調で他のクルマと差を付けるのは限界があると思うので」とエアサスを選択。リム被りのシャコタンルックで、エアロは着地寸前に。そのエアロも各部をキャンディレッドのゴーストペイントでアレンジ。ホイールカラーと合わせてボトムまわりで存在感を主張している。加えてボンネットにはクールお得意のグラインダー塗装でよりカスタム感を増幅。
元々スタンス系が好きだということで、シャコタンとカスタムペイントを核としたこのスタイルは狙い通りのモノ。「ここまでやってもちゃんと公認とってるし車検対応です(笑)。エアサスである程度どこでも行けて実用性もある。もちろんまだやりたいことはたくさんあるので、さらにステップアップしていく予定です」と、次の一手もすでに視野に入っているのだ。
ボンネットのグラインダーペイントは、圧倒的なオリジナリティを発揮するのに効果てきめん。レッドスポークのホイールとのコーディネイトも◎。
後期VABの象徴のひとつであるイエローブレンボキャリパーも存在感を高める要因のひとつ。
スポーティなフラップエアロはクールのアイデンティティ。キャンディレッドのゴーストペイントでそのアピール度は倍増。
クールこだわりの奥まって立体感のあるグリルも存在感高し。
リアバンパー+リアディフューザーでレーシングカーのようなリアビューを実現。
専用バックフォグもしっかりとセットアップ。
大口径チタンカラーの4本出しがインパクト抜群。外向きにオフセットされた開口部もレーシーさを底上げ。
サイドステップ+サイドディフューザーはエアサスで着地寸前に。
ディフューザー部のみキャンディレッドのゴーストペイントで仕上げている。
エアサスならではのリムの被り具合は自慢ポイントのひとつ。18、19がスタンダードなVABに20インチでさらにF9.5J、R10Jというのも自慢のひとつ。
シートはブリッドのビオスⅢ。前のクルマから引き継いでいる愛用品。VABのコクピットにはフルバケが良く似合う。
車高だけでなくフルバケの低いポジショニングもこだわりのひとつ。
ステアリングコラム内に加工を施し、ハンドリングのしやすさをケアしている。
車検もOKの、シャコタンルック
走り性能にもこだわっているエアフォースジャパンのエアサスキットはVABにもピッタリ。車高はボタンひとつで変更可能で、メモリー機能も搭載されているので便利。
ボンネットのグラインダーペイント、そしてディフューザー部のキャンディレッドの仕上げには、光の当たり具合で見た印象が変わるゴーストペイントを施している。
角度によっては、写真のように真っ黒にも見えるのもオモシロイ。
しっかりと走り面もケアするため、強化デフマウント、ラテラルリンクなどのクスコ製の駆動&アーム系を装着。
エアフォースのエアサスキットは車種ごとに最適な設定を施しているので、VABの持つ走り性能を損なわずセットアップができる。
今後トランクオーディオも計画中。エアサスのシステムもうまくディスプレイして魅せる系を狙っている。
BASE CAR:WRX STI/2018年式/後期/E型
WHEEL:ヴェルズホイールズ・KCV02(20×F9.5J/R10.0J)
TIRE:ファルケン(F235/20 R265/20)
EXTERIOR:F/S/R/グリル=クールレーシング、ドアプロテクター=STI、ボンネット=グライダータトゥーカスタムペイント
INTERIOR:シート=ブリッド、フロアマット=クール
TUNING:エアサス=エアフォース、マフラー=クール、補強系/アーム類=クスコ
A.IさんのVABを仕上げたのは、昨年のオープン以来大人気の「クールレーシングさいたま」。スタンダードなコンプリートカー販売だけなく、A.Iさんのようなカスタムオーダーにも対応可能。塗装から足まわりまで豊富なノウハウで的確なアドバイスをしてくれる。
製作ショップ:クールレーシングさいたま
tel.048-812-4522
URL:http://kuhl-japan.com
スバルスタイルvol.003より