- 週間ランキング
車高調、エアサス、そしてブレーキキャリパーキットと足まわりの総合サプライヤーとして成長を続けるイデアル。【トゥルーヴァ】は、車高調の真価を低価格で味わうことができるロングセラーだ。
トゥルーヴァが登場した2010年当時、“全長調整式”、“減衰力調整”、“ピロアッパー”を備えた車高調といえば20万円越えの高価格帯モデルがほとんど。そんな中、その3要素を備え、Kカー用で10万円を切る車高調としてデビューしたのがトゥルーヴァだった。
基本的な開発姿勢は当時から変わらず、ユーザーが求めるものを作るということ。
例えば、トゥルーヴァの場合、より低くローダウンするためにスプリングロックシートを1枚にしたり(当初は一般的な2枚仕様)、アッパーマウントでのキャンバー調整を無段階にする(最初は段階式)など、常に改良を続けている。
これらは、イデアルがいかにユーザーと向き合ってきたかの証左のひとつだ。
そのトゥルーヴァの乗り味を決めるのが、全長調整式&減衰力36段階調整という基本仕様。試乗させてもらったヴェゼルは、SUVということで純正でストローク量が多く設計されているので乗り心地がいいのは当然。しかし、トゥルーヴァで60㎜近くローダウンした状態で走行しても、車高調ならではのカチッとしたフィーリングではあるものの、不快な突き上げなどは感じない。
ロープロタイヤ故のゴツゴツ感はあるけれど、車高を落としても乗り心地が変化しにくい全長調整式のメリットが最大に活きている。
柔らかめ・固めを減衰力調整できるので、好みのところを探せば、よりフィーリングがよくなるはずだ。また、路面のうねりに対しても、しっかりとサスペンションが追従し、タイヤが路面を捉えているのが分かり、安心して乗れた。
イデアルでは、ベンチマークとなるトゥルーヴァを筆頭に、よりダウン量を稼げるトゥルーヴァ極と、ベーシックモデルのエニーワンの3タイプの車高調をラインアップ。幅広いユーザーニーズに応えるイデアルの答えが、そこに表れている。
【SPECIFICATION】
■対応:ミニバン&SUV多数
■価格:12万9000円〜
【DEMO CAR DATA】
フロント | リア | |
---|---|---|
車高 | -60mm | -60mm |
バネレート | 6.0kgf/㎜ | 4.5kgf/㎜ |
減衰力 | -/36段 | -/36段 |
ホイール/ワーク・ジーストST1(19×8.5J+41)
タイヤ/ATRスポーツ(215/35R19)
イデアル 小若祐輝さん
問:イデアル 086-250-9000
https://ideal-japan.net
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]