- 週間ランキング
WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会により、FIA世界ラリー選手権の日本開催を目指して招致活動がされていた「WRC世界ラリー選手権日本ラウンド」。
その開催について、2019年9月27日、FIA(国際自動車連盟)の最高議決機関であるWMSC(世界モータースポーツ評議会)の決定で、2020年のシリーズ日程に日本ラウンドが含むことが承認されました。
FIA(国際自動車連盟)の最高議決機関であるWMSC(世界モータースポーツ評議会)のメンバーであるJAF(日本自動車連盟)からの連絡で、WMSCで継続審議となっていた、WRCの2020年の日程が、無事承認されたという報告が、WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会に入ったとのことです。
2020年からの開催地は、以前の北海道ではなく、愛知県と岐阜県にまたがったエリアとなります。
今後は、10月の「東京モーターショー2019」の会場内にて行われる、Rally Japan開催決定会見が行われ、11月に開催されるラリー「Central Rally Aichi / Gifu 2019」をRally Japanのテストイベントとして実施する予定となっています。
2005年、2007年のプロダクションカー世界ラリー選手権 (PCWRC) シリーズチャンピオンである新井敏弘選手からのコメントもリリースされているので紹介します。
「この度はRally Japanが再び開催されるとのこと、本当におめでとうございます。最後のRally Japanから10年近い歳月が流れ、忘れかけている方も多いのではないかと思います。しかし、今回は本州、それも愛知県・岐阜県エリアでの開催ですから、ファンの方はもちろん、ラリーに詳しくない方にも見ていただける絶好のチャンスです。皆さんが普段使っている一般公道で、ワールドラリーカーという化け物をトップドライバーがどのように扱うのか? また、対極として皆さんが普段使っている車と同じ車がどのように走るのか? そのあたりも興味深く見ていただけると楽しめると思います。WRCのすごさを味わいましょう!!!」
「日本でヤリスWRCを走らせられること、とても嬉しく思います。諦めずに招致にご尽力された皆さま、ありがとうございました。同時に、心地よいプレッシャーを感じ始めています。日本のクルマが日本の道で戦う……。絶対負けたくありません。その日に向けて、 引き続きTOYOTA GAZOO Racing WRTは努力を続けてまいります。ファンの皆さまも応援をよろしくお願いいたします。」
「2020年、五輪だけでなく、四輪のトップカテゴリーも日本に来ることが決まりました。日本の風景の中で、あの音、あの匂い、そして、 あのクルマの動きが感じられると思うと、本当にワクワクしてきます! 多くの人に、それらを感じてもらいたいと、ずっと思ってき ました。来年、それがやっと実現されること、とにかく嬉しいです! 招致には多くの苦労があったと思います。関わった皆さまに心 よりお礼申し上げます。ありがとうございました。世界最高峰のラリーの走りを目一杯楽しみましょう。本当に楽しみです!」
発表された2020年WRC開催スケジュール(9月27日時点)のカレンダーでは、最終戦となる第14戦に日本の名前が! 日程は11月22日となっています。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ_古川教夫]