あの事件後…煽り運転は減ったのだろうか?

日々、各地を回る筆者だからこそ感じることがあると思います。



電車で移動すると、昔は「降りる人が先ですよ」と小学校でも言われたりしたものですが、そういうこともなんだか形骸化されているように感じるものです。ホームで待っている人も我先に、電車に乗っても出入り口あたりで立ち止まる人が多いですね。もちろんこうするものと決めつけることはできません。その場その場の判断は求められることだとは思います。しかし「こんなんだから、あおり運転の問題はなくならないな。」と思ったりするものです。


東名のあの事件以降、何かと話題になることは多いです。そして同時に、自分の運転だって気を付けていないとあおり運転だ、と言われかねません。また、相手を悪者、すなわちあおり運転呼ばわりするかどうかにも気を配ることは大切だなと思ったりするわけです。「人を悪者にしない努力」、これは結構現代社会を生き抜く上での処世訓の一つではないか、とさえ思ったりするものです。後ろから急いでくるクルマがいたらできるだけ道を開けてあげる。逆に前のクルマが明けてくれたら、サンキューハザードをつけてあいさつする。個人的には可能な限りそんなことをするようにしています。



減ったか減っていないか。それでいえば多少減ったのではないでしょうか。街中でもそんなことを話題にしている人は多い気がしています。何事も教訓を無駄にしないということは大切ですね。痛ましい事故は繰り返さないようにしたいものです。


しかし、実はあおり運転のトラブル、クルマの運転だけの問題ではなく、冒頭で紹介したような、ちょっと周りを見渡すゆとり、人を思いやる心、そんなのがあるかどうかという問題なのではないでしょうか。それならば、いつまでも遅いクルマが右側車線を占有することもないでしょうし、あまり不慣れそうなドライバーを圧迫するような運転をすることも減るのではないでしょうか。何より、あまり人といがみ合うようなことは避けたいですね。あの事件も実は事故現場で進路をふさいだ前にパーキングでのやり取りがあったと言われます。


【全文を読む】

あわせて読みたいオススメ記事

情報提供元: CL
記事名:「 あの事件後…煽り運転は減ったのだろうか?