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ちなみにこの「ショールーム」だが、以前は比較的「わかりにくい場所」にあることが多かった。
具体的には高速道路のインターチェンジ付近などだが、これはスーパーカーディーラーの数自体が少なく、ひとつのディーラーで幅広い地域(複数の都道府県)をカバーするため、遠方からでもやってきやすい立地にショールームを構える場合が多かったようだ。
加えて、盗難防止の観点からか、あまり大々的に看板を掲げないことも多かったように思う。
そのため、普段道を歩いていて「偶然スーパーカーのショールームを目にする」機会は少なく、結果として「スーパーカーはどこに売っているのかがわからない」という認識に繋がっていたのかもしれない。
だが、今ではスーパーカーの販売方法も変わってきた。
最近では、スーパーカーのショールームも東京では「青山」、大阪だと「御堂筋」のように、高級ファッションブランドが立ち並ぶ地域に居を構えることが多い。
これは以前とはまったく異なる傾向であり、主には「より多くの人にそのブランドを知ってもらう」ことが目的だと考えられる。
つまり、以前は「知っている人だけが、売っている場所を探して、わざわざ買いに来る」のがスーパーカーであったのだが、今ではどのメーカーも「そのブランドに興味がない人に関心を持ってもらう」ということを重視している、ということだ。
どうしてこういった傾向へと変化してきたのかということだが、ボクは2つ理由があると考えている。
まず、スーパーカーは非常に高価だ。
そして、金額以外にも購入をためらう要素は多い(これは以前に述べたとおりだ)。