去る9月2日に、新潟県糸魚川市で開催された「第27回日本海クラシックカーレビュー」に参加した。今回は、エントリー車のオーナーのご厚意により、コ・ドライバーとして参加させてもらえることになった。ここに感謝の意を込めてレポートをお送りしたい。


このイベントは、単に旧いクルマを並べて楽しもうということではなく、「交通安全」が大きなテーマとなっているところが珍しい。しかも、開会の挨拶は地元警察の署長さんだったのが印象的だった。


前日から移動することに



東京から参加の我々は、新潟県で開催されるイベントで日帰りはさすがにつらそうだということで、前泊することにした。往路でのトラブルを避け、かつ何かトラブルがあっても対応ができるよう、できるだけ明るいうちに移動をしておくことにしたかった。しかし、イベント前日の午前中は筆者に用事があり、午後からのスタートとなった。東京駅まで迎えに来てもらい、14時過ぎに糸魚川市に向けてスタートした。


ドライバー、コ・ドライバー、そして車両(ポルシェ911)まですべてが1965年式というチーム編成であり、私は前オーナー(とは言ってもお譲りしてから10年以上経っているのだが)だったこともあり、両ドライバーともこのクルマ運転に関してはまったく問題がなかった。蓮田SA(埼玉県)まではオーナーのドライブ、休憩の後、運転を交代して、筆者がハンドルを握った。ミッションのシフトパターンの癖もそのままだったので、私としては最初から大変懐かしく、大変興奮していたことを告白しておく。



ゆっくり操作をしないと「ゴリッ」と言わせてしまうことがある左手前の1速、真上に押したあとすこーし右にずらすとギア抜けしづらくなる2速。ニュートラルでいったん手を止めてから優しく下(手前)に操作するとなめらかな3速、ずいぶんと遠くに置きに行く感じで右奥へ操作する4速、一番かっちり入る5速と、その感触を味わった。


高速道路では4000回転を超える回転数で巡航するとじりじりと油温があがってしまうため、ときどき4000回転以下となるようにしなければならなかった。それでも1965年生まれの911は長距離運転でもまったく疲れも感じない、いい乗り心地だった。途中、少しだけ雨に降られたが、現オーナーが事前にブレードを「雨用ワイパー」に交換しておいてくれたため、視界も良好だった。


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情報提供元: CL
記事名:「 ドライバー&コ・ドライバー&参加車両が1965年生。「第27回 日本海クラシックカーレビュー」エントリーレポート