今日は、香港のクルマ事情について紹介したいと思う。

香港は古くからアジアの貿易拠点として発展してきたが、そのぶんお金持ちも多い。



人口に対するロールスロイスの比率が最も高い地域は香港だと言われるし(数年前の統計だ)、パガーニが5台のみ製造した限定モデル「ゾンダ・チンクエ」も香港のパガーニディーラーがオーダーしたもので、ランボルギーニが本国以外に期間限定とはいえど「ランボルギーニ・ミュージアム」を開設したのも香港だけだ。


さらに「グンペルト」を買収して「アポロ」として再生し、0-100km/h加速が2.7秒を誇るスーパーカー、”アポロ・インテンサ・エモツィオーネ”を発表したのも香港の実業家である。


香港ではどんなクルマが好まれるのか?


香港を走るクルマたちは多種多様だ。

ただし、香港ではクルマ購入にかかる税金や、維持するための費用が高く、従って相当な収入がある人しか自分のものとして手に入れ、乗ることはできない。

「ちょっと無理をして」買えるという金額でもなく、従って香港でクルマを購入するような人々は「富裕層」であり、そういった人々がクルマを買うので、必然的に路上を走るのは「高級車ばかり」となる。※一番多いのはタクシーだが


同様の理由で「足代わりに」コンパクトカーを購入するという例も少なく、従ってそれらの数も非常に少ないようだ。



香港ではスーパーカーが多い


香港はスーパーカー密度が高い。

基本的にスポーツカーやスーパーカーに対する理解が深く、街中は多くのポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリで溢れている。



▲体感的な印象だと、フェラーリよりもランボルギーニのほうが多いようだ


▲最新モデルも多く見られるが、中には過去のモデルを大事に乗っているオーナーも多い。こちらは空冷世代のポルシェ911だ


▲ミドシップ12気筒エンジンフェラーリ。1996年以降、フェラーリは通常モデルとしてミドシップV12モデルを作っていない


▲ランボルギーニ・アヴェンタドールもかなり多く見るスーパーカーのひとつだ

香港ではカスタムカーも多い


香港ではカスタムカーも非常に多く見かける。

もっとも多いと感じるのはポルシェ、BMW、メルセデス・ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、ミニあたりだ。

このあたりは日本でも人気が高く、あまり違和感はない。


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情報提供元: CL
記事名:「 香港はクルマ好きが多い?旧車から最新モデル、カスタムカーまでが走る様子をお届けしよう