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車検などもすべて済んだというので引き取りにやってきました。思えば以前、この場所においてあったこのクルマに興味本位で乗り込み、思えばあのときに触発された、というか「クルマの思し召しを頂いてしまった」のが縁だったのがこのクルマとの出会いでした。
ぱっと見は何の変哲もないただのセダンながら、乗るほどに凛とする、しゃきっとさせられる。金を積んでも手に入らない、訓練したからと言ってみにつくわけではない、そういう高貴なたしなみのようなものをひしひしと感じさせてくるこのクルマとの暮らしは、じつは来たあとで「事の重大さ」に気づかされるようなことが多かったものでした。
ですので、その接触事故の後、かえって寂しく、また早く戻らないかしらと納車待ちのとき以上に心待ちだったものでした。
板金はさっさと完了されていたのですが、実はバンパーに巻いてあるゴムのモールがなかなか見つからなかったのです。本国、そして私のクルマはもともとアメリカ仕様でしたのでアメリカなどほうぼう探してくださったのですが見つからず、結局金口を作って新品をあつらえてくださいました。そしたらその待ち時間の間に車検切れ。続けて継続車検を購入した、大田区のアウトレーヴさんでお願いしました。
おわかりいただけるでしょうか?側面の部分が今回新調された箇所。ゴムの材質はどうしようもないでしょう。ヴィンテージカーではなく、普段のアシグルマにしている上での勲章としてはこういう差異も楽しんでいきたいもの。
少しでも長く普通に乗れるように、メンテナンスと調整をしてもらいました。プラグを掃除、回転数をエアコン使用を考慮して気持ちだけ高めにセッティングしていただきました。オイルの量もほぼ減っていない状況。フィルターともども交換をしていただきました。バッテリーがやや古めだったので、あたらしいものに交換エンジンをかけると一発でそしてさらに回転も安定した様子。そしてあらためて「エアコン効き過ぎじゃない」寒いほどのエアコン。これは私がいつもヴァリエッタを屋根あきで乗っているからとくにそう感じたのだと思うのですが