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電気駆動車の大幅な生産拡大に備え、バッテリーの供給体制強化も進めている。欧州と中国向けのバッテリー供給に関してはすでに、バッテリーメーカーと協力について合意した。これまでの発注予約規模は約200億ユーロに達しているという。北米に関しても近く、サプライヤーを決定する見通し。
VWグループは昨年9月、電気駆動車に関する新戦略「ロードマップE」を発表した。2025年までに新しい電気駆動車を80モデル以上、発売する計画。また、2030年までに、VWグループ傘下のすべてのブランドの全モデル(約300モデル)で少なくとも1機種の電気駆動車を用意する。
VWグループは現在、純粋な電気自動車およびプラグインハイブリッド車を計8モデル販売している。年内に9モデルが加わる計画で、うち3モデルは純粋な電気自動車となる。
■従来の駆動技術にも継続投資
ミュラー社長はさらに、従来の駆動技術(内燃機関)は今後数十年に渡り重要な役割を果たす、と言及し、2018年だけで約200億ユーロ、今後5年間で900億ユーロ以上を従来の車両および駆動装置の開発などに投資する、と説明した。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]