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とはいえオイル交換くらいであればディーラーの整備の案内キャンペーンや法定点検にこまめに出している人であれば、まず気にする必要はないとは思います。カー用品店やホームセンターに行けば今尚、自動車用エンジンオイルが売り場の一角を占め、オイルフィルターとフィルターレンチや、ドレンパッキン、廃油処理用品等、一般ユーザーが自分でオイル交換するために必要なものはほぼそろっているところを見ると、オイル交換くらいは自分でするユーザーというのはまだまだ相当数いるということでしょう。
エンジンオイルの交換時期といえば「5000kmもしくは半年に一度」というのは一度は耳にした方も多い事と思います。また筆者のクルマのような、キャブレター式の旧型エンジンではエンジンオイルがガソリンで希釈されて粘度が落ちる、というガソリン希釈という問題も発生するため、3000kmごとの交換がよいとされるパターンもあります。欧州車や最近のエコカーの中には1万km以上のオイル交換を謳うクルマもありますが、距離は乗らなくても熱と空気にさらされている以上、オイルの酸化は避けられないので交換から半年経過したら必ず交換してください。
ある欧州車では、あえてオイル消費を多くして定期的にオイルをつぎ足すように促してオイルの交換サイクルを伸ばしているという話を聞いたことがあります。更に24時間耐久のレーシングマシンもわざとオイル消費させ、ピットのたびにオイルを継ぎ足すことでオイルの鮮度を保つようにエンジンを設計してるという話もあります。「女房と畳は…」という諺がありますが、やはりエンジンオイルも新しいに越したことは無いようです。