欧州自動車工業会(ACEA)は1月17日、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2017年12月の新車販売(登録)台数が108万8,498台となり、前年同月に比べ4.9%減少したと発表した。12月は前年同月に比べ営業日が1日少なかったことが減少の一因。主要国では、スペイン(6.2%増)で増えたものの、フランス(0.5%減)、ドイツ(1.0%減)、イタリア(3.2%減)は前年同月を下回り、英国(14.4%減)は9カ月連続の減少となった。



■17年は1,500万台超、新規加盟国は12.8%増加

2017年通期(1~12月)では、前年比3.4%増の1,513万7,732台となり、2007年以降で初めて1,500万台を超えた。主要国では、イタリア(7.9%増)、スペイン(7.7%増)の伸び率が大きく、フランス(4.7%増)、ドイツ(2.7%増)も前年を上回った。英国(5.7%減)は2012年から昨年まで5年連続で増加していたが、6年ぶりに減少に転じた。2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)は12.8%増と大きく伸びている。


17年通期のメーカー別登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが前年比2.3%増を確保。ただ、主力ブランドのVW(0.3%減)とアウディ(0.7%減)は単独では前年実績をやや下回った。2位のPSAグループは、GMから買収したオペル・ボクソールが加わった影響で28.2%増となった。3位のルノーも6.7%増と好調だった。



日本勢は、トヨタ・グループ(13.0%増)、日産(3.1%増)、スズキ(21.3%増)は販売を伸ばした。一方、マツダ(0.2%減)、ホンダ(11.5%減)、三菱自(0.4%減)は前年に比べそれぞれ販売を落とした。


[提供元/FBC Business Consulting GmbH]


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情報提供元: CL
記事名:「 EU新車販売、12月は4.9%減少・17年通期は3.4%増加