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助成金は、電気バスや電気タクシーへの切り替え、充電インフラの整備、ディーゼルバスへの排ガス浄化装置の後付け、交通の円滑な流れを可能にするデジタル技術などに投入される。
電気バスの導入には、3億5,000万ユーロ、ディーゼルバスへの排ガス浄化装置の設置には1億5,000万ユーロを支援する。
9月に行われた前回の会議では、連邦政府が都市の環境負荷軽減を支援する基金に5億ユーロを追加投入し、基金の規模を総額10億ユーロに引き上げることが決まった。これには、自動車メーカーが負担する2億5,000万ユーロも含まれている。
ドイツおよび欧州では、大気におけるNOxの上限値が年間平均値で1立方メートルあたり40マイクログラムに設定されている。
ドイツでは最高裁判所が来年2月に、大気汚染問題が深刻化している都市に対し、ディーゼル車の通行制限を命じる判断を下す予定。ディーゼル車の通行制限が実施されれば、市民や経済への影響が懸念されるため、連邦政府や自治体は対策を急いでいる。
メルケル首相はさらに、来年初めにも、自動車業界も参加する対策会議「ディーゼルフォーラム(ディーゼルサミット)」を開く方針を明らかにした。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]